4月 短編小説発売

4月 短編小説発売

ボクは、昨年より短編小説を書いております。小説を書いてみないかと、声をかけていただいたからです。去年の春、ラジオでご一緒している角田さんを通じ、コルクの佐渡島さんから小説を書きませんかと声をかけられました。

数年前にも一度、声をかけてもらったことがあり、今回は二度目のことです。

ボクは小説を好んで読みませんので、小説を書きたい気持ちは正直ありませんでした。それなら、映画やテレビドラマを撮りたいと思っていました。

でもせっかく声をかけていただいたので、「いいね、やろう」と返事をしたのが去年の春です。

どうせ書くなら、良い小説を書きたいと心底思いました。
というのも。
普段は、制約の中で映画を作り、お店を経営したりしています。小説は一人で書くものですから、一人で完成できるものを誰の言い訳もせず、やり通してみたかったんです。

書き始めるとパッとアイデアが思い付きました。初稿なら一日もあれば書けるとわかりました。

モーツァルトはパッと書いたものが稀代の傑作ばかりだったそうです。
ボクもそうありたかったのですが、天才ではないことがわかりました。でも良いものを書く約束ですから直すほかありません。

書き直すのは苦痛です。至らなさを目の当たりしていい気分のヒトはいないでしょう。
何度も視点を変え、登場人物や文体も変えながら初めて書き終えたのが、短編小説「LESSISMORE」です。

書き直す苦痛があるものの自分で納得できる良い小説が書けたのは、ここ何やイカハゲを通じて励ましてくれた皆さんのおかげです。
励ましがなければ、書くことはできませんでした。

エトワール・ヨシノのメイクをし、青いタイツを履くとき、「普通のヒトとは違う道を歩いているな」としみじみ思います。

わざと寄り道し小石やタンポポをみつけ、それをみんなに教えてあげたい。
ボクはそういう少年でした。子供のころの経験が、マメヒコをやったり、小説を書いたりするのに役に立っています。

ボクにとってはお金儲けなんかどっちだっていんですよ。自分で選んだ道を自分で歩きたいんです。
みなさんも誰に何と言われようと、ご自分の道をご自分の足で歩いてくださいね、鼻歌とともに。

ここから何か生まれるかも会議とは

「今、小説を書いてもらうなら、この人!」…稀代の編集者である佐渡島 庸平さんをしてそう言わしめる、渋谷のカフェマメヒコのオーナー井川啓央さん。

ここに元金スマプロデューサーの角田 陽一郎 (Yoichiro Kakuta)さんを加わって頂き、月に1回、約20〜30人のお客様をお迎えして、井川さんの書いた小説の公開編集会議を行なっています。

その会議が「ここから何か生まれるかも会議」(#ここ何)。

佐渡島さんが井川さんに小説を書いてもらいたい理由

「井川さんはお悩み相談が得意で『人の生きづらさ』が分かっている。生きづらさを感じている人は、なぜ生きづらいのかがわからない。大抵は『社会』や『組織』と『自分』のギャップがあるから、生きづらい。井川さんはそれを描ける人」

最新作「LESSISMORE」

短編小説集「エトワール・ヨシノ」のなかの一篇として書いたものです。
「裸足の金星」というタイトルで書き出した小説ですが、直しに直しを重ねて。「LESSISMORE」というタイトルになりました。