冷静と情熱の間に フィレンツェ

ローマ、マルタ、ミラノ、パルマと旅をして、
8月にイタリアに来ても仕方のないことが
よくよく分かりました。

目当ての雑貨屋やレストランはどこもやっておらず、
フラレた店の数といったら星の数ほどです。
1勝100敗。
もしボクが「なでしこジャパン」でヨーロッパ遠征に
負け続けたらきっとこんな気持ちなんだろう。

バケーションといってもジェラート屋と靴屋だけは健在で、
どこの街でも、アイス食っちゃ靴買って、
靴買っちゃアイス食ってで、
今手元に4足の靴がある。

最終目的地のフィレンツェも、同じです。
もはや目に付くのは靴とジェラートばかりで、
いっそジェラートを靴に盛ってもらいたい。

イタリアで豆をよく食べる地域といえば
フィレンツェのあるトスカーナ州。
もうレストラン探しは無駄だから諦めて、
今日は生協にやって来ました。
スーパーには惣菜、魚、肉、ハム、チーズ、
オリーブのオイル漬けと豊富な食材。
どうやら観光客はボクだけです。
なんとなく嬉しい。

で、みつけたのが豆の缶詰。
白花豆、白いんげん、金時に近いものまで売っています。
ショッピングかごを持ち缶詰を選ぶボクは
さながらフィレンツェーゼです。
だから、買っちゃった。coop印の豆缶、全6缶。
どんな味だろ。全種類そろったことが嬉しかった。

でもね。
でもでもね。
買ってから気が付いたにょ。
邪魔なこと。
要らないお中元が突然ホテルに届いた気分。
どうすんだよこんなもの。
仕方ないから食べた。
でも味気ない。
当たり前だよ缶詰だもの。
食べても食べても美味しくない。
当たり前だろ。水煮だから。

イタリアの旅。それは、やりばのない怒りと哀しみ。
もはや冷静も情熱も失って、
ボクはフィレンツェの夜を過ごしていく。

井川啓央
井川啓央
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