ボクの羅針盤

渋谷店のすぐ近くで、温泉の爆発事故がありました。

お客さんの目線を失った企業、行政の不祥事が、
連日、取りだたされています。

マスコミは声高にやいのやいのとトップや企業体質を
叩き、博識者はケシカランケシカランと、
語気を荒げていますが、
ボクは少し複雑な気分でニュースを見ています。

ケシカランとあの人たちのことを。
はたしてボクは裁けるのかと。

生き残ることそのものが難しい、過度の競争原理のなかで、
最初の志しはあっという間に雲中霧散とむなしく、
マメヒコや会社がどうにも立ち行かなくなりそうなとき、
果たして、お客さんの目線を重視してやっていけるのかなと。

競争に勝つために、いや負けぬため、
いや生き延びるために、ともに戦う従業員のために、
本末転倒とわかっていながらも、
会社の利益を優先し、誤魔化したりしたのではないかと。

十把ひとからげにはできないけれど、
頭を垂れるトップの映像を見るたびに、
朝の珈琲の味が分からなくなるのでした。

芝居も一ヶ月を切りました。
いよいよ大詰めで美術制作は佳境に入ってる。
今週末からは通し稽古でほんとの仕上げです。

三茶のほうは、おかげさまで連日満員御礼の大盛況です。
いまはスタッフを増員し、総勢13名でお客様の目線に立って、
マメヒコらしいサービスを提供するよう努めておりますが、
きっと曜日や時間帯によりましては、
ご満足いただけないときもあることと思います。

ナンだよこれが噂のカフェかよ。たいしたことねーの。
とがっかりして帰られる方もおられることと思います。
いないとは思っていません。いるはずです。

マメヒコのスタッフ全員が常に気を働かせ、
細部にわたり目配りをし、
いつでも機敏な対応ができるよう心がけておりますが、
お気づきな点などございましたら、遠慮なくお申し出ください。

マメヒコ渋谷も新規スタッフの面接もそろそろ本格的に始まります。

左官、家具、照明、すべて超一流の方たちとチームを組んで、
渋谷にはまったくない新しいカフェを始められるべく、
いま最終の調整に入っています。

日比谷のザ・ペニンシュラ東京を
いま手がけておられる高山の左官、狭土秀平さんに、
今回、床や壁をお願いすべく日比谷の現場近くの居酒屋にいきました。
そこでうかがった狭土さんの仕事に対する姿勢。

そのはなしに、ボクはどれほどのため息をつき、
そして、どれほど励まされたかしれません。

今回家具をお願いするノルスクの北田さん。
照明デザインをお願いする角章さん。
ほんとに一線で活躍されているかたたちの 仕事への姿勢は、

我流ですぐに迷ってしまうボクにとっては、
なによりの、なによりの羅針盤なのでした。

渋谷は来週からいよいよ工事に入ります。
今日図面が完成しました。

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