少し長いランチの話し。

渋谷店の近くにマメヒコ パートⅢというのを作りました。
そこでは念願だったパンを、
1からこねて焼くことができる様にしてあって、
毎日毎日パンを焼いています。

12月に入って、そこで作ったパンを
渋谷マメヒコでも三茶マメヒコでも出してるから、
もう食べたよ。あぁあれね、食べた食べたというひともいるかもね。

器用な設備でもないし、パン焼く娘も器用ではないので、
馬鹿みたいだけど1種類のパンだけ。

ほんとにおいしいと思える「食パン」だけを作ってるんです。

おいしい「パン」とはなにかと考えたひとつの結論が
この「食パン」には込められていて、
自分で言うのも何だけど、
この食パンを嫌いという日本人は少ないと思う。

とはいえ特別なことをしてるわけじゃなくて、
使う材料をきちんとしてみたことと、
なるべく手間をかけてみただけ、なんだけど。
だから日持ちもしないし、材料代も高いんだけど、
まぁなんとかなるかとやっています。

マメヒコではマメヒコらしいかたちのオープンサンドとして出してる。

それはそうとして、ここからが今日の本題。
なんかその伝統的な、ザッ サンドイッチ。THE SANDWICH。
みたいなものをこのパンで作れないかなと、
ここんとこずっと思ってました。
なんでって?それはね。おいしいから。

話はそれるけど、
マメヒコの「ランチ」ってどうなのよ。
そういうひと(とくに男の人)がたくさんいると思うんですね。
「あすこは高ぇし遅ぇし、腹にたまんなそうなもんしかねぇし」。

全く持ってその通りなんだけれど、
いわゆるランチセットっていうのを
ボクが何となくやだなって思ってることに原因がある。
「ランチないんですか」って聞かれて、
「はいありませんよ」と答えればいいと思ってるところがある。

体裁合わせのへなちょこサラダがついてたり、
サービスとはいえ不味すぎる珈琲がついてるくらいの、
値段ありきのランチなら、やらない方がいいと思ってるところがある。
それに、1時間きっかりのランチ戦争に合わせて万全備えることが、
どうもマメヒコとしてはできないんですね。
なんていうかその、つまり、非力なんです。

設備も、ヒトも。

とんかつにしたって、
「なんで昼やんないの!? あんた馬っ鹿じゃない」
って言われてるけど、
だって、おいちゃんひとりじゃできないんだもの。
だって、おいちゃんふたりといないんだもの。

で話しを元に戻すと、そのサンドイッチ。

これを渋谷店の売店に、
ランチタイムだけ並べてみよっかなと思いつきました。
テイクアウト。
アメリカ人言うところ、TO GOね。

種類は二つ。
サンドイッチ ボックスと、カツサンド ボックス。
サンドイッチは、タマゴサンド、ポテトサンド、
ホエー豚のハムカツサンド、アズキのあんこサンド。
みんなが好きであんこっつーのがマメヒコっぽい。
そして、カツサンド。
これは、言わずもがなホエー豚のカツサンドね。

これを簡単な箱に詰めて、渋谷の売店で、
ランチタイムに売ってみたらどうなんのかなと思っています。
大きな紙コップにたっぷりの珈琲とミックスサンドで850円。
大きな紙コップにたっぷりの珈琲とカツサンドなら950円。

時間はあさ11時半から売り切れるまでというのはどうかしら。
そんなにいっぱいは作らないから、すぐに売り切れちゃう。

うそ。

そんなに売れないと思います。まず誰も知らないから。
サンドイッチは乾いちゃうとまったくおいしくなくなってしまうので、
たとえ余ったとしても14時には廃棄しようと思います。
だからたくさんは作っていけないな。
初日は3箱ずつとか。

これも雑談ですけどね。
食べ物を廃てることがもったいないなんて思うひとは、
飲食業には絶対に向いてないと思う。
商売なら捨ててなんぼというところがある。

そりゃそうでしょ。
陳列棚が寂しいと買う気が起きないという消費者心理がある。
だからってデパ地下の食べ物、あれどんだけ捨ててると思う?
そんなの食べ物に限らない。
服だって、本だって、日本中捨ててなんぼ。
消費者心理と大量に作ることの効率のよさ。
見て見ぬふりしてエコエコしなきゃ
商売はできないということになってる。
でもまだマメヒコはそういうのできてないんですね。

少し長くなったけど、月曜日の朝から
「マメヒコ TOGO」をやってみるよというお知らせでした。
その様子は逐一店員さんが
ツィッターでつぶやくからみんなも参加してね。

可愛イ女ノ子ニカツサンド2ツ売レタナウ。

うそ。

そういうのはやってないから勝手にみんなでつぶやいて。

井川啓央
井川啓央
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