就職とか採用とかについて

マメヒコの井川です。

2週間ほど前にあらためて「採用開始」として以来、
たくさんのご応募ありがとうございます。

また、
これから応募しようかなと思ってるかたも、ありがとうございます。
それはそれで嬉しいです。関心をもってもらっているから。

ただね。
いっぱい応募いただいているのに、
ほとんど書類選考でお断りしてしまっているのも事実です。
ちょっとここでボクの考えている働くということをお話ししたいと思います。

まず新卒についてですが、
一応、新卒募集としていますが、
それは大学生で卒業したら働きたいという人がいるだろうから、それはどうぞ。
という程度の意味でしかなくて、

就活なんです、内定ほしんです、とか、
ボクには正直言ってどうでもいい。
自分が就活とか就職とかしたことないからなのかな。

来春なんてそんな先の約束、
自分にとっても会社にとってもわからないじゃないですか。

マメヒコでは年がら年中、募集しているし、
職場はお茶を飲みに来ればわかるし、
ボクがどんな人かはラジオ聞けばわかるし、
面接して気があったら即採用というスタイルをずっと続けてるわけですから、
どうしても働きたいというひとにとってはこれ以上ない広い門戸だと思うんです。

一時はアルバイト雑誌とか求人媒体に広告を出していましたが、
まったく意味がないので辞めました。
だって、やっぱり店に来てここ良いなと思ってもらう
しかないわけですから。

気に入って、働きたければ働けばいい。
というスタンスでやってるわけだから。

色々とボク自身もやりたいことがあって、
一人でやるのも何だし、
みんなでやった方が効率良いし、楽しいし、
仕方なく会社という形態にしてるだけで、

「だれかのために働くなんてまっぴらごめんちょ。
だけど、内定は欲しいのよねーー」とか、

「お金のためにテンポラリーでとりあえずいてやるよ。
どうせ、ほかにいくとこねーしよ」とか、

とにかくそういうのは「人のために楽しく働く」という本質において
ボクとだいぶずれているので
お互いにうまく行かないと思います。

マメヒコでは2008年にブログでタダヒコというのを思いついて、
それを発表して、いまだ実現してませんが、
そろそろやろうと思ってるんですが、
それも働くこととお金について問い直したいからです。

働くというのはなにもお金をもらってやることではなくて、
というより、お金なんてみんな建前ですから、
お金なんか関係なく働きたいから働くというほうが本質だろ、
というのがボクの意見です。

マメヒコにお金を払ってでも働きたいという人は、
もらって働くひとより本気だし、そもそも余裕があるんだし、
そういうひとがいっぱいいれば、
お客さんは珈琲にお金を払わなくて済むわけでしょ。

それでね、
珈琲美味しいわ、タダじゃ悪いわと言うひとがいたら、さらにお金をもらえばいい。
スタッフからもお客さんからもお金をもらう。
そのお金でハタケをやったり、芝居をやったりね。

ハタケもね、
お金を払ってでもマメヒコさんと一緒に豆を作りたいというひとがいるなら、
そのひとははきっと余裕のあるひとだし、本気だし、
デンゲン芋の開発したり、
豆で世界を救うこともたぶん考えられる。

こういう考えだということを前提としてるから、
そのつもりで応募してもらったほうがいい。

一緒に働きたいけど、本職があって、
1日とか2日だけしかできないけどどうかな、というひとがいたっていい。
というよりいた方が良い。

ボクと一度会って話しをしてみるだけでもいいし。
お茶を飲むだけでも良い。

みんなメンドウナコトはボクが引き受けるから直接メールをくれればいい。

とにかく今までのような就職とか内定とかいう概念はボクにはわからないからね、
それだけは言っといた方がフェアだと言いたいのでした。

こういうこと書くとね。
マメヒコっていうのはあんた宗教じゃないかね。
実は親に疑われました、
ってことがたまにあるんだけど、意味がよくわかんない。

自分では当たり前と思ってることが、
そんなに世間とずれてるんだろうか。

これで応募がぐっと減って、
マメヒコのスタッフが足りなくなったって良いと思ってます。
そしたら、いまいるメンバーでできるメニュー、
できる営業時間で、やりくりするだけですから。

カフェにできる世界の未来を。

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