都内の高校に通う高校三年生のなっちゃんと、井川さんが、日々のことを話すラジオです。毎回テーマがあるわけではありませんが、昨年春に始まったこのラジオ、静かに人気です。時にお便りが届きますが、そのなかからひとつ二人の関係を知るお便りをご紹介します。

高校生のなつきさんの抱えている悩みについて。
なつきさんは小学六年生の頃から宝塚を目指していたが受験に失敗したことで自信をなくし、
それから今に至るまであらゆることに対して挑戦する勇気を持てずにいる。

宝塚を目指していた頃は、負けず嫌いで後先考えずにまず行動する性格で、
「やればできる」「絶対合格する」と必死に頑張っていた。
しかし今は「もっと考えて行動すればよかった」と反省し、
「好きなことだからといって向いているとは限らない」と考えるようになった。

今回のラジオでは、挫折を経験した一人の若者のリアルな感情がとてもよく伝わってきた。

やる気をなくしているかっこ悪い自分を、
ラジオで見せることになって恥ずかしがっているなつきさんに対して、
僕は「羨ましいな」と思った。

なつきさんには、かっこ悪い自分をかっこ悪いと言ってくれる井川さんという大人がいる。
そして彼女は井川さんを信頼しているからこそ、
駄目な自分を、恥ずかしがりながらも見せている。

そこにはあるべき人間の関係性というものがあり、僕は羨ましくなった。

挫折を経験して、動けなくなってしまっている若者たちに、
このラジオを聴いてほしいと思った。

Radio Sull’aria 2019 vol.01 上手いとは何か?

ここはラジオ「井川さんとなっちゃん」の枠ですが
ちょっとおじゃまいたしまして…
あの、Radio Sull’aria(ラジオスッラーリア)が特別編として帰ってきました…!

Radio Sull’ariaは
なっちゃんも少女歌劇団として出演している「ゲーテ先生の音楽会」シリーズで
ゲーテ先生を演じる、バリトン声楽家の増原英也さんが
井川さんと2016年まで続けていたマメヒコのラジオの1つでした。
また聞きたいという声にお応えして、久々の復活です。

ここでは9月の「ゲーテ先生の音楽会」に向けて、
だんだんと作品ができていく模様をお伝えしていきたいと思います。

まず今回は、5月に上演した「ゲーテ先生の音楽会」を振り返りながら、
どうやってあの作品ができていったのか。
歌とはなんなのか。
そして、上手い、下手とはなんなのか。
そんなことを掘り下げてみたいと思います。

考えたその先に、ヒトの心を動かすヒントがあるようです。