【MCC】チョコレートのおやつ会

チョコレートを知り、味わう

イカハゲメンバー主催の新しいイベント「マメヒコカルチャークラブ」(MCC)。「チョコレートのおやつ会」は坂本智佳子さんが主催です。

「おやつ会」とは言いますが、ただ何種類ものチョコを食べ比べ、「おいしいね」といい合うだけの会ではありません。さまざまな資料を見ながら、チョコレートの原料であるカカオの説明をじっくり聞きます。目の前にあるチョコレートのルーツを知ることで、頭でも味わうことができるのです。

見て、聞いて、触れたカカオの世界

初回は、人気店のガトーショコラや、珍しいカカオシロップなどを味わいながら、チョコレートにまつわるたくさんのお話を聞きました。チョコレートは身近でありながら、カカオという原材料がどんなものかはあまり知られておらず、改めてカカオについて学びます。

実は坂本さんは、チョコレート好きが高じてインドネシアのまで足を運び、カカオ栽培の現場を視察した経験があります。チョコレートが好きな方はたくさんいますが、チョコレートの仕事を本業とする人以外でここまで本格的にカカオのルーツを学んだ人は少ないでしょう。

そして、なんとこの「チョコレートのおやつ会」の様子がフォトブックに掲載され、インドネシアのカカオ農園さんたちに紹介されました!

彼女はイベントでの写真とメッセージをカカオ農家さんにお送りしたそうです。日本でインドネシアのスラウェシのカカオ豆を紹介する機会に恵まれたこと、参加者のみなさんにご覧いただいた写真は5年前にスラウェシで撮影したものだということ、日本人にとってチョコレートはとても身近だけど、カカオは遠い存在だから、一人でも多くの日本人に知ってもらえたら嬉しいということ、これからも美味しいチョコレートを食べられることをとても楽しみにしているということ。
きっと、その想いが伝わったのでしょう。書かれているインドネシア語の意味はわかりませんが、現地のことを遠い日本で発信してくれる活動に対して、喜びや感謝の気持ちが表れているようです。

マメヒコでは2015年にフィール大学というイベントを開催していて、そのゲストの1人として京都でチョコレートショップ「Dari K」の代表である吉野慶一さんをお招きしました。それがきっかけでマメヒコに通うようになった坂本さん。そして、マメヒコでのMCCの活動がDari Kを通じてインドネシアのカカオ農家さんに紹介されるという、時間と距離を超えたご縁のつながりを感じます。

坂本さんの活動やマメヒコとのご縁については、「今日もマメヒコで。」というインタビュー記事が公開されていますので、ぜひごちらもご覧ください

こんにちは。マメヒコスタッフのミカです。 マメヒコで出会ったお客さんに、"あなたにとってのマメヒコ"を聞く、「今日もマメヒコで。」 マメヒコ店頭でお配りしている「スタッフより」と連動の新しい連載をこの場所で始めようと思います。 それぞれのヒト…

カカオ農家の置かれた現状

しかし、カカオ農家の置かれた現状にはさまざまな課題があります。

世界中のカカオ農家にとって、カカオは換金作物であることが大半です。スラウェシの農家もそれは同じこと。彼らは美味しいチョコレートの味も知らず、消費者の顔を知るわけもなく、カカオを栽培しています。児童労働をはじめとする人権問題、先物取引にまつわる市場価格の問題、種の絶滅も関わっている環境問題も無関係ではありません。

しかし、このように日本との交流が深まり、消費者とコミュニケーションをとることで、農薬を使わずに育ててみようとか、質を高めるように工夫してみようとか、カカオ豆の価値を高める取り組みを自発的に始めたそうです。

昨年冬、カカオ農家の方が初来日した際、「カカオは、生活のための単なる農作物ではなく、温かな家族のようなコミュニティーを生み出せる素晴らしいものでした」と話してくれたそうで、これからもお互いが高め合える関係が続くことを願っています。

「ヒトのための努力や試行錯誤が無駄ではない環境へと変わったことが何より嬉しい。全然甘くないチョコレート業界のなかで、スラウェシのカカオ農家との繋がりを大事にすることは、ささやかすぎる草の根運動みたいなもの」と坂本さんは言います。

きっかけは「これが好き!」「もっと知りたい!」だったとして、その先にある社会課題に触れたとき、自分なら何ができるかを考えてみるというのはとても素晴らしいことです。チョコレートに限らず、みなさんも身近なテーマを入口に、新しい世界に触れてみてください。

MCCは第二弾を企画中です!お楽しみに。

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