都内の高校に通う高校三年生のなっちゃんと、井川さんが、日々のことを話すラジオです。毎回テーマがあるわけではありませんが、昨年春に始まったこのラジオ、静かに人気です。時にお便りが届きますが、そのなかからひとつ二人の関係を知るお便りをご紹介します。

高校生のなつきさんの抱えている悩みについて。
なつきさんは小学六年生の頃から宝塚を目指していたが受験に失敗したことで自信をなくし、
それから今に至るまであらゆることに対して挑戦する勇気を持てずにいる。

宝塚を目指していた頃は、負けず嫌いで後先考えずにまず行動する性格で、
「やればできる」「絶対合格する」と必死に頑張っていた。
しかし今は「もっと考えて行動すればよかった」と反省し、
「好きなことだからといって向いているとは限らない」と考えるようになった。

今回のラジオでは、挫折を経験した一人の若者のリアルな感情がとてもよく伝わってきた。

やる気をなくしているかっこ悪い自分を、
ラジオで見せることになって恥ずかしがっているなつきさんに対して、
僕は「羨ましいな」と思った。

なつきさんには、かっこ悪い自分をかっこ悪いと言ってくれる井川さんという大人がいる。
そして彼女は井川さんを信頼しているからこそ、
駄目な自分を、恥ずかしがりながらも見せている。

そこにはあるべき人間の関係性というものがあり、僕は羨ましくなった。

挫折を経験して、動けなくなってしまっている若者たちに、
このラジオを聴いてほしいと思った。

N-58 自分で作っていますか?

先週に引き続きゲストにイェンス・イェンセンさんをお迎えしています。

イェンスさんが鎌倉に構えるご自宅は4年ほどかけて自らリノベーションしたのだそうです。日本人の住む家のほとんどは、マンションも戸建も、作られたものを買うか借りるかだけのことが多いですし、リフォームするときだって専門の業者さんに依頼することがほとんど。自分で作るなんて、考えもしないし、ましてや完成に4年もかけるなんて、気の遠くなる話です。でも、その方が愛着がわくし、もしどこか壊れてしまっても、裏側の構造をよく知っているから、また自分たちで直せば済むのだそうです。

そして、これは家づくりに限った話ではありません。今の時代はスピードを求めすぎなのでは?長期的なプロジェクトをやり続けることで得られるものがあるのでは?…自分で作ることの醍醐味を知る井川さんとイェンスさんはそう言います。何かを作り上げるには時間がかかって当然。時間をかけて取り組むというのはとても意味のあることなのです。

そして、型にはまった様式に疑問を感じるのは住宅事情に限りません。観光地のガイドブックには決まった場所ばかり紹介されています。観光客も、ガイドブックとスマホの地図アプリを片手にメジャーな観光地を回って、インスタ映えする写真を撮っておしまいです。でも、本当は地元の人に愛される小さなお店や、その季節にしか見られない風景、その土地にしかない文化はたくさんあるはず。万人に向けられた情報には含まれない魅力を発見し、その場所のことがもっと好きになるような旅をしたいものです。

 

さて、「井川さんとなっちゃん」は今回が最終回です。また、ラジオとは違ったカタチでなっちゃんのトークをお届けできればと準備しておりますので、どうぞお楽しみに。

なっちゃんの1枚

皆さんに大事なお知らせとご報告があります。この回をもって、ラジオ「井川さんとなっちゃん」が終了する事になりました。早いもので初回から1年半、聴いてくださり応援下さった皆様、本当にありがとうございました。

私自身の中でこの高校生活は紆余曲折ありながらも、色々な事が勢い良く過ぎていったあっという間の3年間でした。人生の中で一番濃い時間でした。悩んだり迷ったりしながらもこのラジオを通じて色々な方と出逢う事ができ、「なっちゃん」と沢山の方に呼んで頂けるようになりました。私には勿体無いくらいとてもキラキラした貴重な経験をさせて頂きました。

喋っている内容は言葉足らずで、大して面白くなかったかもしれません。ほとんど、井川さんの素敵なお話を聞いているだけだったかもしれません。でも、思い返してみれば、ガチガチに緊張して仮面を被っていた最初のころと比べ、少しずつ力を抜いて素の自分で取り組む事ができるようになっていたような気がするのです。その点少しでも成長できたんじゃないかなと思います!あの時やってよかった、幸せ者だったと、声を掛けて頂いた井川さんに、聴いてくださった皆さんに心から感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、そんな中でワクワクするお知らせもあります!なんと!「井川さんとなっちゃん」はラジオに代わり”映像”で再スタートする運びとなりました。またドキドキですが、こうして続けさせて頂ける事、嬉しく思っています。これからも細く長くできるように頑張って参りますので、どうかご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します!!!

一年半、本当にありがとうございました