いかひこ塾「いかひこの珈琲教室」

2020112日、第4回いかひこ塾のテーマは、「いかひこの珈琲教室」開店前の渋谷パルコにじわじわと行列ができ始める中、マメヒコ公園通り店の長いテーブルの一角で、この日の講義は始まりました。

 

なぜ珈琲豆は、東南アジア・アフリカ・中南米という限られた場所でしか作られないのかという問いかけから、話はイギリスの産業革命に遡りました。富を手に入れたヨーロッパの人々が、未開の植民地でお金儲けをしようと始めたのが、珈琲豆だったというお話です。

 コロンビア、ブラジル、キリマンジャロ… 珈琲の味は豆の産地で決まるとよく言われています。でも、ほかにも焙煎の度合い、お湯の温度、挽き方の粒度など、さまざまな要素が複雑に絡み合って、珈琲の味は決まる。

 

中でも、井川さんが着目するのは、焙煎の度合いです。深煎りと浅煎り、それだけで大きく味が異なると言います。

そして、「深煎りと浅煎り」をキーワードに、キリスト教の歴史や今の日本の経済事情まで語り尽くせてしまうのが、井川さんのすごいところです。

たとえば、「カトリックは深煎り、プロテスタントは浅煎り」。「ファミリーマートは深煎り、セブンイレブンは浅煎り」。一見、突拍子もない発言に聞こえますが、その背景や根拠を聞けば、うんうんと頷くことばかりでした。

 

実際に、深煎りと浅煎りを飲み比べてみました。珈琲豆はもともと酸っぱい作物で、煎れば煎るほど酸味が消えて苦みが出るといいます。たしかに、浅煎りはそのまま飲むと酸っぱい印象があります。井川さんのおすすめは、そこに、お砂糖を入れること。それも、酸味が消えるまで、ある程度たっぷり入れます。

「酸味の向こう側にある扉を開ける。そこにはじめてコスタリカの風景が見える!!」と熱量があがる井川さん。参加者の皆さんはというと、美味しい珈琲と焼き立てのスコーンにすっかりご満悦の様子です。

1杯の珈琲を、はじめはストレートで、今度はそこにお砂糖を入れて、最後にミルクを加えて、そうやって少しずつ味を変えて楽しむのがいいと思う。そんな井川さんの言葉を聞くと、マメヒコの珈琲やメニュー、店内のいろいろなことに、とても納得がいく気がしました。

次回は1月26日、テーマは酸味の扉を甘みが開ける」です。珈琲以外の食材の、酸味の向こう側に迫ります。

ABOUT ME

井川啓央
Ikawa Yoshihiro

Archive
カテゴリー
Youtube

IKA-HICOメンバーになるには月額1,500円かかります。「Youtube IKA-HICOチャンネル」に定期的に投稿していただきます。

Copyright 2020 © All rights Reserved. Design by Serendipity