子供時代について/エトワール★ヨシノ

さて、みなさんにも「秘密」というのがおありだろうと思います。

そんな秘密なんかないよー、精錬潔白に生きてるんだというかた、手を上げていただきたいと思います。

すみやかに今日のお代は全額返金いたしますから。いいよね、社長。

 

さて、今回のコンセプト「childhhod」子供時代としました。「子供時代」ってみなさんにとってなんですか。

楽しかったなーとか、辛かったなーとか。覚えてないわとか。まぁいろいろだと思います。

 

ワタクシにとって、子供時代とは、「秘密」だと思っているんです。どういうことか?

子供は生まれてきて無力です。だって力もないし、なにより身寄りがない。知り合いがいないんですから、不安ですよ。そうじゃありません?

そしていつも世話ばっかりなってる。

「お言葉に甘えて、おっぱい、しゃぶらせていただきます。失礼します」
「おしっこ、出ました、うんちも、いっぱい。はい、すいません」

相当、肩身狭いですね。なのに、「わたしは、わたし」だと信じていられのはなぜだと思いますか?

それはね、「秘密」があるからなんですよ。

わたしにしか、わからない「秘密」。それを持つことが、自分に唯一無二の価値を与えるんです。他人とは違うと思える。自分に誇れるんですよ。無力で肩身の狭い自分に、とても大きな生きる意味を持たせるんですよ。

大げさに言えば、「秘密があるから、生きていてもいんだ」と思えるのよ。「秘密」はそんな魔力を持つ、ほんとうに大切なものだとワタクシは思うのね。

そんな「秘密」ですけど、「秘密」なだけに、とても厄介です。「秘密」は「秘密」だからね、自分だけのものにしておきたいという気持ちがあります。なぜかって、とても怖いからですよ。

なにが怖い?それは。

無理解な大人たちが、「秘密の世界」を破壊しにくるんじゃないかと怖いの。だけどね、一方で。

その「秘密」を他人に教えたい、知ってもらいたい、という気持ちもあるんです。

「ああ、わかってほしい、わたしの秘密の世界」をーーー。「だけど壊されたらどうしよう。やっぱり黙ってよ」。「んー、でも、わかってほしい、わたしの秘密の世界」をーーー。「だけど壊されたらどうしよう。やっぱり黙ってよっか」。

これね、無限ループなんです。そういう無限ループの矛盾、苦しみを抱えながら、子供は社会と関わっていくことになるのよ。

そして、大人になることはね、いい?
子どものころの「秘密」をなかったことにして生きていくってことなんだからね。

大人はさ結局の所、もっと金がほしい、安定した仕事に就きたい、地位がほしい、って現実の奴隷なんですよ。

年金だけじゃ暮らせないらしいとテレビで言ってるよ。あぁ、もっと貯めなきゃ。お父さん、これからは一切趣味にお金使わないでー。

大人は、自分が自分でいられた「秘密の世界」をなかったことにして生きてる。そんな大人が、子供を見ると、どう思うと思う?

表では「かわいいねー、うらやましいねー」って言ってるけど、

裏では(眩しい。憧れるな。なんだろ、このザワザワする気持ち。んー、なんかムカつく。眩しすぎるよ、このガキ。罵詈雑言)

人目を気にせず、自分の「秘密」だけを追いかけてる子供に、冷たくするのが大人なんです。

みなさんはどうかしら?

実の息子が自分の夢を追いかけようとしたら、「おまえ、もっと現実を見ろよ」と言ったりしますでしょ。そして「お前のことを思って言ってるんだからな」なんて、肩叩いて、同情誘ったりして。

かぁ、そんなの嘘ですよーーーーーーーーーーーーーーっっっっっ。

下手な大根芝居です。自分の中にかつてあった、「秘密」に気づいてしまうのが怖いだけなのよ。それに気づくことは、とても怖い。純粋なものを見ると、それを思い出してしまって。もう怖くて足が震えてしまう。心臓がドキドキして自分の足元が揺れてしまうんですよ。

そんな不安を避けるために、大人は徹底して子供の「秘密」を無視しようとする。つまびらかに晒して、破壊しようとする。

そう思うの、私はね。

いまここに、一本の境界線があります。

こちらの世界は「現実の世界」。あちらの世界は「秘密の世界」。学校では、「現実の世界」の処世を教えます。それが勉強であり、技術です。

だけどさ、なんのために生まれてきたかって、それは「秘密の世界」にしかないわけでしよ。それを無視して、「将来は、何になりたいのか?」なんて私は意味ないと思います。

無力で肩身の狭いす子供が、この世に生まれてきた意味をどこで知ったのか。それは、いっぱい時間のあった子供時代です。

ヨシノはこう言いたい。

いまその狭間で揺れている子供たち。あんたたちは、「秘密」をしっかり持ち続けて、つまらない大人になっちゃだめよ、と言いたい。

そして、もうひとつ。
つまらない大人たちに。あんたたちは、つまらん自分の後悔を、子供に押し付けなさんなよ、それって相当うざいよ、と言ってやる。

あたしに文句あるヒトは、いま直接行って頂戴。歌なんか中断したっていいよ。裏で話すべ。
ヨシノに不安を感じるヒト。それはね、胸に手を当ててみて。

フフ、ごめんなさい。それでは、歌いましょう。あたしの作った歌です。「アゲハ」です。

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