いかひこ塾「エトワール★ヨシノ」

2月23日、第7回いかひこ塾のテーマは、「エトワール★ヨシノ」

2月15、16日の2夜にわたってGINZA SOLAで公演を行い、観客の心を鷲掴みにしたヨシノ。今回の公演のテーマは「ChildHood」でした。なぜ、エトワール★ヨシノは存在するのか?なぜ、人々の心に響くのか?井川さん、惜しみなく解説してくれました。

ヨシノとは、3rdプレイス。「家でも会社でもない、それが3rdプレイス」とよく言われていますが、井川さんの言う3rdプレイスは少し違います。「家でも会社でもない、かといって夢すぎない。現実と理想を行ったり来たりする」それこそが3rdプレイスだと言います。理想の世界に行ったっきり戻れないのも困る。「行ったり来たり」がポイントなのです。

社会は法とルールで縛られている。でも法もルールも本来は不十分なもので、法とルールをどうやって破るかを考えるのが子ども時代。大人だって、法とかルールの内側と、その外側を行ったり来たりできる人がいい。「守らなくていい」ってことじゃなくて、「守らなくても、いい」ときもあるよね、と井川さん。何がなんでも守る、あるいはとにかく何も守らない、というのは、自分で考えていないという点で一緒だというお話です。本来なら子どもは、ルールの中と外を行ったり来たりする経験を繰り返しながら、”人間関係を構築すればルールは逸脱できる”ということを学ぶはずなのだと。それをさせない、しない大人たちに、ヨシノは怒っているわけです。

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法の下で成り立っている人間関係(たとえば夫婦、親子、会社内の関係)は、自動的に存続はするけど、案外もろい。法の外、理想の世界での人間関係は、自分のコストを割いて育まないと存続しない。でもその分、こっちにコストを割いている人は、孤独死はしないと思う―。

エトワール★ヨシノも、その公演にあたって、多くの人が自分のコストを費やしたと思います。人間に大事なのは、動機と目的。こんなことがやりたい、こういう事なら頑張れる。長い人生を生き抜くためにはこれが必要で、なおかつそれは、利己的ではなく利他的な動機でないといけない。利他的な目的を持っていれば、時間はかかっても最後まで頑張れるし、幸せになれる。そんな井川さんの言葉通り、損得を考えない利他的な人間関係が、ヨシノの周辺には築かれているように思います。そして、その人たちのコミュニティの存続のために、ヨシノは居るのです。

最後の話題は「be > do」。do beには勝てない、というお話。doには目的(語)が必要だけど、beはとにかく、そこに居る。「何かやることありますか」っていう人がいるけど、じゃあ何ができるのって聞くと、何もできなかったりする。そういう人は、自分がただそこに居るということにいたたまれない。仕事がないと居てはいけないと思っている。でも、自分に尊厳がある人は、とにかくそこに居る。ヨシノも同じ。

できるから居ていいのではなくて、居たいなら居ていい。利他的なところに自分を置いて、もがいて、一通りやってみることで、自分に尊厳が持てるようになる。井川さん自身、こうして絶対的な自信を身につけたのだそうです。こっそり恥をかける人間関係が必要だよ。という一言が印象的でした。

「大人とは現実の世界で生きるものだ」なんていう社会に怒りながら、3rdプレイスへの誘導係として、いつでも秘密の花園の扉を開けて待っている。それがエトワール★ヨシノです。ヨシノが今日もそこに居るというだけで、なんだか頑張れそうな気がしませんか。

 次回は3月8日(日)です。

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井川啓央
Ikawa Yoshihiro

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