マメヒコの井川とクルミドコーヒー、
胡桃堂喫茶店の
店主影山知明さんとの対談です。

(影山知明)
井川さんはぼくの人生を2008年~
あらぬ方向へと導いてくれた
張本人であります。

以来、井川さんとはよく会い、
よく話をしてきました。
一緒に話をした時間を集計するアプリでも
あったなら
ぼくの人生においては井川さんがダントツの1位。
その長さはもちろんですが
その中身の濃さ、気付きの多さ。
それは、井川さんが、自分とはまったく違う
タイプだからということも
大きく作用していると思います。
ゆえ、今の自分の大きな部分は
こうした井川さんとの関わりによって
できていると言って、過言ではありません。

マメクル2020 #29/居場所は作る

どこかに置いてもらう、仲間に入れてもらう。
それは、人間が生きていくうえで大切な能力のひとつでしょう。
ゆえに周りから浮かないよう、嫌われないように合わせて生きていく。
それはそれで良いと思う。

ボクはボクに対して、絶大な信頼があります。
いつもなにかにつけ言い出しっぺですけど、
最後の片付けまで、きっちり必ずやりますから。
だからって褒めてもらうなんてことないし、
感謝されたり、ましてや権力とは無縁、
お金をくれたりもしません。
それでもいつも鼻うた歌って、ニコニコやってるからねボクは。
そんなヒト、なかなかボクくらいしかいないだろうと自分で思います。
ボクってなかなかの人物ですよ。

だから自分が納得できないことに対しては、
世間にまったく同調しません。
ボクはボクが選択したことに対して、
たとえ世間中がどう言おうと、まったく気にならないし、
ボクはボクの一番の理解者です。

そもそも、悪口なんて言われたことありません。
それほどみんなボクに興味なんてあるわけ無いわけね。
そりゃ陰で多少、「あいつ馬鹿じゃねーの」、
くらい言われてるでしょーけど、
ボクの耳に直接入ってくることではないので、
傷ついたり、困ったりしないわね。

ボクがいつも思うのは、
自分の居場所というのは、誰かが用意してくれるものではなく、
自分で作るものだということです。

コロナのさなか、右に倣えの世の中でしょう。
コロナそのものの恐怖というより、全体主義的な視線に脅威を感じたり、
うんざりしてるヒトっていると思うんですよね。

「マメヒコはなぜコロナ対策をしないのか」

と毎日、ひとりかふたりのお客さんにそんなようなことを言われるんだと、
うちのスタッフが言ってました。

それは気の毒だねーですけど。
だからといって、なんちゃって対策のフリをするなんて気にならない。
もしボクがなんちゃってをやりだしたら、
いまのスタッフはボクに失望して辞めるでしょう。

ボクらは、コロナだろうがなんだろうが、
四六時中店中をひっくりかえして掃除してるんです。
そんなとこないだろうと、自信持ってる。
ステッカー貼ってないじゃないか、だから安心できないっていうなら、
どうぞ貼ったあるとこに行けば、ってそれだけ。

自分の居場所を作る。
それは強さがいるかも知れないね。