編曲家であり、中島みゆきさんのプロデューサーでもある瀬尾一三さんが、
井川さんとの他愛のない話しのなかで、
普段どのように音楽とかかわっているのかをお話しています。
瀬尾さんは、「音楽を使い捨てられるものにしたくない」、
という思いで長年やってこられました。
けれど、その音楽観、仕事観、そして生き様を、
ほとんどお話になって来られませんでした。
それは、なんとなくそういうことを口にしてしまうことで、
なにか本質的なものから離れてしまうような気がしたからです。
けれど、このラジオは、ほんとに他愛のない、ゆるーーいはなしばかりですから、
その中で、さすがの瀬尾さんも油断して、
時折、キラリと光る良いことを仰ってしまうのです。
そんな瀬尾さんの話しがラジオになっています。

瀬尾一三プロフィール

1947年9月30日生。
兵庫県出身、音楽プロデューサー、編曲家、作曲家。
1969年フォークグループ「愚」として活動。1973年ソロシンガーとしてアルバム『獏』をリリース。同年に今作品収録曲『落陽』が録音された「LIVE’73」を吉田拓郎と共同プロデュース。
その後、中島みゆきをはじめ、吉田拓郎、長渕 剛、德永英明 他、今作品に収録された日本のポップス、ロックシーンの黎明期から現在まで燦然と光輝くアーティスト達の作品の編曲アレンジやプロデュースを手掛け、中島みゆきに於いてはコンサート、『夜会』、『夜会工場』の音楽プロデュースも努めている。

SEO vol.186 クミコ「十年」

10年というのは長いでしょうか?短いでしょうか?
「10年ひと昔」という言葉もありますし、ひとつの区切りになる期間であることはたしかでしょう。
「忙しいとあっと言う間に時が過ぎる」とよく言いますが、振り返れば「あっという間だったな」と後から思うことはあれど、その渦中にいるときには時間の流れの速さに気づけないものです。

瀬尾さんは50年にわたる音楽生活のうち、30年以上も中島みゆきさんの曲作りに携わっています。
そもそも、同じ仕事を何十年も続ける人は珍しいかもしれませんし、その中で第一線で活躍し続けるのは、並大抵のことではないでしょう。
若い頃と同じスピードで走り続ければ息切れしてしまいますが、長距離走だと思えば、それなりのペースを保って続けられるもののようです。

でも、瀬尾さんは、長く続けることを目的としてやってきたわけではありません。
だから、長年の仕事のパートナー同士であったとしても、「一緒に長くやってきたね」と言い合うことはないのだそうです。
そんな話をするのは、なにかが終わるとき。
そう思っているようです。


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