鑑賞料も予約も、いりません

エトワール★ヨシノが一人芝居をする「脱走兵と群衆」を、鑑賞料も予約もいりませんという形で9月半ばにやってみたいと思ってるんですね。

銀座のライブハウスの経営を引き受けてMAMEHICOをやってみた結果、東京の、固定費の高い中でやるビジネスの難しさを感じています。

その中で3年間、音楽ライブをやってきたけれど、結論からするとそれは難しい。

まず、集客が難しい。例外はあるけど、ライブハウスの経営をやってきて思うのは、やっぱりコロナが今もひきずっているし、今後これが明けても難しいだろうなということ。

インターネットが入ってきて、手紙を書かなくてもメールできる、動画でテレビ電話ができる、YouTube見放題なのに、自分の可処分時間や可処分所得が少ないということから考えると、みんなのチケット代の中で、ミュージシャンがプロだと自負してお金をとっていくことは難しいと思う。演劇はもっと厳しい。

ということがあって、今後、銀座MAMEHICOをどうするかは大きな課題なんだよね。

銀座の一等地でまだやるべきこと、やれることはあるんじゃないかと思うから、そういうこともあって、鑑賞料も予約もいらないということをやってみたいということです。

うちは箱なので、ロングランを打つ。無名のお芝居、無名のヒトのライブを一回こっきりのそこにきてくださいというのはかなり不便。

チケットのコスパが悪いタイパが悪いと思うのはわからないでもないというのもあって、鑑賞料、予約もいらないというのは利便性を高めたいということ。いつ来てもそれがやっているみたいなね。

つまり、鑑賞料も予約もいらないのはMAMEHICOそのものなわけで、フラッと入った時に同じようなサービスが受けられるということを考えているんだよね。

そういう意味でエトワール★ヨシノは、うちの専属のアーティスト。鑑賞料も予約もいらなくて、ロングランという形でやってみて、お客さんがどう受け止めるか。講演の中身、チケットのとりかた、運営の仕方を試さないと、ボクらMAMEHICOはいつまでも銀座で今のようなビジネスモデルを続けることは難しいんじゃないかと思っている次第です。

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