今日はゲーテの初日です。
初日の今日、お客が昨日の時点で8人しか集まってないとのことで、
スタッフの日野に切れた。
ボクは頭にくると、すぐ切れる。
昔ほどではなくなったけど、いまでもしょっちゅう切れる。
怒りがこみ上げてくると、
創作意欲はあっという間に霧消してしまうので、
極力怒らないようにしているが、
それでも頭にくるものをなかったことにする性分ではない。
8人しか集まってない中で、それでもやるのか、
中止にするのか、と日野とゲーテ先生と、三人で話し合うことにした。
ボクが昨日切れたのは、
8人しか集まってないことにじゃない。
一人でも集まってくれるお客さんがいる以上、
それはshow must go on。
ショーは開けるべきだと思っている。
熱があろうと、お玉が痛かろうが、親が死のうと、
それはそういうもの、こういう仕事を選んだ宿命だと思って、
店も毎日開けている。
ただ。
開ければそれでいいということではないと怒った。
ボクもヨシヤで出る。
出るヒトがパフォーマンスを発揮する上で、
なにより大事なのはモチベーションだ。
毎日毎日、お店を開ける、なにか新しいことを生み続けるということは、
毎日違うモチベーションを持てることが大切なのだ。
少なくともボクはそういうヒトとしかシゴトをしたくないし、
そういう場所にしか居たくない。
「8人?上等じゃない。
8人なら、8人に向けた、パフォーマンスをやろうよ。
来たお客さんが、贅沢な時間だったね、というのをやろうよ」
そういうモチベーションが無いまま、
ただ、開けましょうというのは、嫌いなのだ。
とボクが怒ってから、
先生もスタッフも、その後、バババババと画策し、
お客さんもそれに付き合ってくれたみたいで、
結局、今日は満席になったみたい。
生み続けるためには、
モチベーションを保てる環境作り、人作りが、
なんてったって一番大事だと思う。