瀬尾さんが届けたい音楽はファストフード的なものではありません。
例えそれが録音されたものであったとしても
さながらライブのような、勢いがあり、熱のこもったものを
届けたいとそう思っているのです。
今の編集の技術をもってすれば、
元の音源をいかようにだって修正できますが…
手を加えれば加えるほどに、
そこにあったはずの熱や勢いは薄れていくことを
瀬尾さんは知っています。
完璧を目指すな。
周りの雑音に惑わされるな。
それは長年、発信手の側に立ち続けてきた瀬尾さんから
現代を生きる私たちへの生きる上での忠告かのようにも聞こえます。