テレビドラマにまつわる音楽の世界でも、
世知辛い風が吹いているようです。
予算との兼ね合いで、一人で何役もこなせる人物に
一人で創造させる状況というのが増えていて、
マルチに動ける、こなせることこそが重宝されるんだと
思ってしまいがちですが・・・
そんなことを続ければ、どんなヒトだっていずれ
持てるものを出し尽くし、新しいものを生み出すことができなくなり
出涸らしのように、カラカラになってしまう時が来るのだそう。
そうして新しいものを生み出せなくなれば
はい次、と使い捨てられてしまうだけ、という
なんとも悲しい結末が待っているのです。
一人でクリエイティブな仕事を続けるというのはとても難しく、
誰かと二人三脚だったり、チームで進めるということが
長く続けるための1つのコツであることを
長年仕事を続けてきた瀬尾さんは身に沁みてわかっています。
目先だけでなく長い目で見て続けていけるか、という視点を
忘れずに持ち続けることの大切さを感じます。