人生100年時代と言われ、瀬尾さんのように70代でも現役でバリバリ働く方は珍しくありませんが、中には既得権益にあぐらをかいでいる人も見かけます。そんな人たちは、肩書きだけは立派だけど、何かにチャレンジするような仕事はしていないのかもしれません。
チャレンジしないといえば、若い世代にも同じようなことが言えます。今の時代、お金がないといったって、スマホがあれば時間は潰せるし、ファストフードやファストファッションで事足りてしまうという人も多いはずです。衣食足りて満足してしまえば、何かが欠乏したり、何かを渇望することがなくなります。それはつまり、あえて努力しなくなったり、熱量が生じなくなるということなのかもしれません。
さらに井川さんは、今の時代は「失敗するチャンスが少ない」と言います。何かにチャレンジするということは、失敗のリスクも併せ持っているということです。それなのに世の中どこも失敗を許さない風潮があります。そして、失敗したカッコ悪い自分をさらけ出すことに抵抗があってそもそも本気で挑まない人が多いのです。そんなヒトたちに対して瀬尾さんは、「誰もあなたのことなんて、そんなに気にして見てないよ」と伝えます。
「オレ、まだ本気出してねーし」というヒト、そろそろ本気の努力、してみませんか?