マメヒコのお客歴15年の酒井俊直さんとの対談です。
マメヒコの井川がやらんとしてることを誰よりも、
的確に理解
ていると自他ともに認める酒井さんです。

いかひこ深夜便2020 #13/スルーしない

酒井氏とスルーについて話しました。


いまの社会は、どこかに所属せずとも生きられます。
様々な価値観があり、とても複雑な社会です。
全体を見渡せる仕事は少ないでしょう。


そんな社会に合わせて生きるのは、
それはそれは大変なことだと思う。
だから、もしかしたらみんな、
精一杯生きてるけど、余裕がないのかもしれないね。


だからスルー。


自分の損得に大きく関わる案件でなければ、
それはスルーしようと。

スルー。スルー。スルーーーー。


そうやってバランスを取って、
生きてるほかないのが現代なのかもしれない。
そういうイマなのだから。

そんな社会に対し、どうのこうのと口を尖らせたところで、
そういうもんだと諦めたほうがいい。
そんな社会に合わせて生きていくほかないのですからね。

ボクらは若い頃から、そういう社会で生きていくよう訓練されているし、

日々、勝ち組、負け組と選別されたりしている。


ただ。

そういう社会に、なんとなく合わせ続けることはボクはできなかった。
大切にしたい感受性が損なわれると10代のときにボクは感じちゃったのよ。


だから、「誰がなんと言おうが嫌なものはスルーしない」
と神様と約束しちゃった。

信ずべき基準は、世間の目ではなく、自分自身の神様と決めちゃったのね。
社会に対して、なんでもかんでも反抗してやるというわけではない。
できるだけ合わせる努力はする。
だけど、どうしても譲れないところが出てくる。
不正義だとわかっているのに、なんとなく異論を唱えにくい。
そういうことに対しては、文句をいう。
スルーしない。
徹底してスルーしないのね。

それはめんどくさいことも多いです。
だけど、煙たがられても、スルーしない。

それが信条だから仕方ないのです。