マメヒコのお客歴15年の酒井俊直さんとの対談です。
マメヒコの井川がやらんとしてることを誰よりも、
的確に理解していると自他ともに認める酒井さんです。
酒井氏とスルーについて話しました。
いまの社会は、どこかに所属せずとも生きられます。
様々な価値観があり、とても複雑な社会です。
全体を見渡せる仕事は少ないでしょう。
そんな社会に合わせて生きるのは、
それはそれは大変なことだと思う。
だから、もしかしたらみんな、
精一杯生きてるけど、余裕がないのかもしれないね。
だからスルー。
自分の損得に大きく関わる案件でなければ、
それはスルーしようと。
スルー。スルー。スルーーーー。
そうやってバランスを取って、
生きてるほかないのが現代なのかもしれない。
そういうイマなのだから。
そんな社会に対し、どうのこうのと口を尖らせたところで、
そういうもんだと諦めたほうがいい。
そんな社会に合わせて生きていくほかないのですからね。
ボクらは若い頃から、そういう社会で生きていくよう訓練されているし、
日々、勝ち組、負け組と選別されたりしている。
ただ。
そういう社会に、なんとなく合わせ続けることはボクはできなかった。
大切にしたい感受性が損なわれると10代のときにボクは感じちゃったのよ。
だから、「誰がなんと言おうが嫌なものはスルーしない」
と神様と約束しちゃった。
信ずべき基準は、世間の目ではなく、自分自身の神様と決めちゃったのね。
社会に対して、なんでもかんでも反抗してやるというわけではない。
できるだけ合わせる努力はする。
だけど、どうしても譲れないところが出てくる。
不正義だとわかっているのに、なんとなく異論を唱えにくい。
そういうことに対しては、文句をいう。
スルーしない。
徹底してスルーしないのね。
それはめんどくさいことも多いです。
だけど、煙たがられても、スルーしない。
それが信条だから仕方ないのです。