マメヒコのお客歴15年の酒井俊直さんとの対談です。マメヒコの井川がやらんとしてることを誰よりも、的確に理解していると自他ともに認める酒井さんです。
【映画を作るにあたって】
自分らしい作品を作ろうと思ったら、誰にも邪魔されない聖域を作ることだ。
映画を作るより、聖域を作ることのほうがいずっと大事なことだ。
そして完璧に作ろうとしないこと。細かいことはこだわらない、なるべくおおざっぱに作る。
批評家ではなく、創造者なのだから。作りたいなら批評眼はひっこめることだ。
季節感は大事にして、シリアスだけど可笑しくて、気持ちが揺さぶられるんだけど、メロドラマではなくて。
社会はこんなもんだろうという映画ではない。こんなものかもしれないけど、ほんとにそうなのかな、そうではないんじゃないかな、というものを作らなくてはだめだ。
音楽も含めて映画。人生の無意味さ、実存の不安定さを映画で表現できるか。
そういう映画が作れたら作りたい。
興奮してお届けしています。すごいことがありました。ときどき、こういうことあります。
聞いてください。