マメヒコの井川とクルミドコーヒー、
胡桃堂喫茶店の
店主影山知明さんとの対談です。

(影山知明)
井川さんはぼくの人生を2008年~
あらぬ方向へと導いてくれた
張本人であります。

以来、井川さんとはよく会い、
よく話をしてきました。
一緒に話をした時間を集計するアプリでも
あったなら
ぼくの人生においては井川さんがダントツの1位。
その長さはもちろんですが
その中身の濃さ、気付きの多さ。
それは、井川さんが、自分とはまったく違う
タイプだからということも
大きく作用していると思います。
ゆえ、今の自分の大きな部分は
こうした井川さんとの関わりによって
できていると言って、過言ではありません。

マメクル2020 #41/ 二種類のどんぐり

植物学者の中尾佐助さんが提唱された「照葉樹林文化論」。
ヒマラヤ山麓から中国西南部、そして西日本に至る一帯を「照葉樹林帯」と捉え、
その一帯は文化的にとても似ているという説です。
 
ボクはをこの説にとても共感し、さらに身の回りの植生にもとても興味があります。
 
たとえばカシとナラ、どんぐりって二種類あるんですよ。
あっ、そもそもね。
どんぐりっていうのは、「どんぐりっていう木の木の実」なわけじゃないんだよ。
 
ミズナラ、コナラ、クヌギ、これらはナラ広葉樹のどんぐりね。
アラカシ、シラカシ、アカカシなどはカシ照葉樹のどんぐりです。
 
さらにいえば、東日本はナラ広葉樹の林が主体で、
西日本はカシ照葉樹の林が主体なんです。
だから宮沢賢治のどんぐりは岩手だからね。
広葉樹のイメージだよね。
金色のどんぐりが山猫と話をするんだもんね。
 
マメクルは広葉樹林の多い公園を選んで撮っているのはそのほうが明るく映るから。
照葉樹林帯の多い公園では、映像が暗くなってしまうよ。
ときどきマメクルの話題に出てくる国分寺崖線は照葉樹が多くて、
暗くじとっとしているのね。
 
ボクは散歩が好きで、そういうことを気にかけてずっとしてるんだよ。