酒井さんがレストランで働いていたときに読んでいたのが、中谷彰宏さんの書いた「レストラン王になろう」という本。
この本に出てくる人の中に、井川さんと共通した思いで働いている人が何人も出てくるそうです。
このシリーズで取り上げられているホテルやレストランと違って、
カフェでは、スタッフによって役割がはっきり分かれていません。
これは私の仕事ではない、とは言えないのです。
その分、お客さんにおいしいと褒められたら自分の事として喜ぶことができます。
お店にいる人の、その人らしさが光る映画的な瞬間。
それが、区分を作らない東京の小さなお店でできるおもてなしなのではないでしょうか。