マメヒコの井川とクルミドコーヒー、
胡桃堂喫茶店の
店主影山知明さんとの対談です。

(影山知明)
井川さんはぼくの人生を2008年~
あらぬ方向へと導いてくれた
張本人であります。

以来、井川さんとはよく会い、
よく話をしてきました。
一緒に話をした時間を集計するアプリでも
あったなら
ぼくの人生においては井川さんがダントツの1位。
その長さはもちろんですが
その中身の濃さ、気付きの多さ。
それは、井川さんが、自分とはまったく違う
タイプだからということも
大きく作用していると思います。
ゆえ、今の自分の大きな部分は
こうした井川さんとの関わりによって
できていると言って、過言ではありません。

マメクル2020 #43/ 竹越由幸イズム

ボクはドラマ「北の国から」が好きです。
そのことはいままでも、あちこちで話してきました。
 
「北の国から」を見たせいで、テレビ番組を作る側に回りたいと思ったし、
それを無理だと諦めてからも、マメヒコというカフェでなんとか「北の国から」に近づきたいと思っている、
そのきっかけになった番組であることは間違いありません。
 
ではその何が好きなのかと言うと。
それはここで初めて明かしますけど、
番組が好きというのではなく、
北の国からを撮影したカメラマンの竹越由幸さんの仕事に対する姿勢そのものに打たれているのです。
打たれっぱなしなのです。
 
越さんと呼ばれた竹越さんの仕事に対する姿勢。
それは北の国からのどのシーン、カットからも感じられます。
 
そんな素晴らしい仕事をなされた竹越さんを、あまり知るヒトはいないんじゃないかな。
それがまたボクの胸を打つのです。
 
1シーンずつ作られた画は、過酷な撮影スケジュールの中で、どれだけ準備し、
そして苦心して出来上がったものかは見ればわかります。
 
それが各セクション全体に緊張感を生みだし、あれだけの名作ができたのでしょう。
(想像しているだけで実際のことは知る由もありませんが)
 
なんていうか日本人てすごいな、すごい仕事をしているな、
とボクはずっと感動しているのです。
 
きっと竹越さんはいまのボクと同じくらいの歳で、あぁいう作品に関わられたことでしょう。
そのことにボクは今持って嫉妬したり、焦ったりしているのです。