「札幌のいかひこ塾」について

東京のカフェが北海道でハタケマメヒコをやってきました。
そのあいだ、なんでやってるのかと何回ボクは聞かれたでしょう。
10年以上もやってるんですから、よほどの変わり者だと思われているのでしょう。

ボクは最初から、生産効率を競う農業ではなくて、
趣味でいいから、美しい環境で楽しくハタケをやりたいと思ってきました。
それでハタケの遠足を考えて、みんなでずっとやってきた。
その経験から言うと、ハタケほどコミュニケーションの場として
最高なところはないとわかったし、それを散々発言してきたんですが
ちっとも理解されませんでした(笑)

ボクは何ごとも、気楽な遊び、
楽しけりゃいいじゃないかという価値観でやりたいわけです。
遊びというのは自己実現そのものですから、
ボクは最も大事なことだと考えているのですよ。
以下はボクが考えていることです。

─ 集まれるカフェを作る
北海道に花と野菜の農園を作り、みんなが集まれるカフェを作りたい。
そこは景観も良く、たとえば近くに川があったり、大きな木があったりする。
そこで働くヒトや、そこに集まるお客さんが育つ場所にしたい。
できれば土地は購入したいし、そこに財産が蓄積されるような設計にしたい。

─  都市に拠点を作る
カフェとは別に、みんなが集まれる拠点を都市、札幌に作りたい。
札幌はリトルトーキョーですから、そこにはアトムがたくさんいるはずで、
彼らにこそ居場所が必要なのです。
そこでは作ったご飯が食べられて、話ができる場所でありたい。
都市と自然を、物やヒトが行ったり来たりできるする拠点にしたい。
若いヒトも、年のいったヒトも出入りできる、
ゆるくオープンな場所になっていたらいいと思う。
そして北海道の歴史や伝統をそこでは考えたい。
北海道の祭りについても考えてみたい。

─  遊べるハタケや花園を作る
北海道の動植物や環境と直接触れられるハタケがあるといい。
有機農業のありかたを考えたり、自給自足についても考える。
女の子が喜ぶ花園なんかも作れるといい。
エネルギーの自給についても考えるきっかけが作れるような設計にしたい。
建築もそれにふさわしいものを作りたいが、一足飛びじゃなくていい。

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