マメヒコの井川とクルミドコーヒー、
胡桃堂喫茶店の
店主影山知明さんとの対談です。
(影山知明)
井川さんはぼくの人生を2008年~
あらぬ方向へと導いてくれた
張本人であります。
以来、井川さんとはよく会い、
よく話をしてきました。
一緒に話をした時間を集計するアプリでも
あったなら
ぼくの人生においては井川さんがダントツの1位。
その長さはもちろんですが
その中身の濃さ、気付きの多さ。
それは、井川さんが、自分とはまったく違う
タイプだからということも
大きく作用していると思います。
ゆえ、今の自分の大きな部分は
こうした井川さんとの関わりによって
できていると言って、過言ではありません。
目先の損得に一喜一憂するのはいけない、道徳的には納得しつつも、
実際のところは、目先のことに一喜一憂するのがヒトです。
物質的な財産を持たぬ庶民ならなおのことそうかもしれません。
だから財産を持つべきだ。金、土地、地位や名誉。
小さい頃から勉強するのも、
容姿が整っていることも、他に真似できない才能を持っていることも、
競争社会ですから、他者を出し抜かねば、まとまった財産を持つことは許されない。
みな財産のために頑張って今日も、みなさん生きておられるのでしょう。
だけど、財産とは物質的なものだけでなく、
精神的な財産もあるんですね。
毎日ご飯を一緒に食べる家族、
またそのような関係者との伝統的な行事、交遊、遊び。
精神的財産を築くためには、目先の損得に対して敏感では築けません。
他者を出し抜いてばかりではなおのこと無理です。
金品があればこその、交遊関係もあります。
でもそれではお金が失くなれば、その交遊関係は途絶えてしまうので、
心許ないですね。
金の切れ目が縁の切れ目なんですから。
物質的な財産と、精神的な財産のバランスを取ることが大事ですね。
両輪回ってこその人生です。
そしてその財産を次の世代に引き継ぐことこそ、中年オヤジの役割なんだと思うこの頃です。