マメヒコの井川とクルミドコーヒー、
胡桃堂喫茶店の
店主影山知明さんとの対談です。
(影山知明)
井川さんはぼくの人生を2008年~
あらぬ方向へと導いてくれた
張本人であります。
以来、井川さんとはよく会い、
よく話をしてきました。
一緒に話をした時間を集計するアプリでも
あったなら
ぼくの人生においては井川さんがダントツの1位。
その長さはもちろんですが
その中身の濃さ、気付きの多さ。
それは、井川さんが、自分とはまったく違う
タイプだからということも
大きく作用していると思います。
ゆえ、今の自分の大きな部分は
こうした井川さんとの関わりによって
できていると言って、過言ではありません。
日差しが明るくて穏やかな、
ほんとうに春のうららかな日に撮影ができました。
うららとは、もともと寛々ゆらゆらから来ています。
ゆっくりと急がずに、悠々とといった感じです。
言葉からもそれが伝わりますね。
大和言葉がボクはとても好きです。
ぼんやりとして、輪郭がはっきりとしない。
それがとてもいいのです。
岡倉天心の言葉をみなさんに。
よーく考えてみてください。
それでは。
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この人生という、愚かな苦労の波の騒がしい海の上の生活を、
適当に律していく道を知らない人々は、
外観は幸福に、安んじているようにと努めながらも、
そのかいもなく絶えず悲惨な状態にいる。
われわれは心の安定を保とうとしてはよろめき、
水平線上に浮かぶ雲にことごとく暴風雨の前兆を見る。
しかしながら、永遠に向かって押し寄せる波濤のうねりのなかに
喜びと美しさが存している。
何ゆえにその心をくまないのであるか、
また列子のごとく風そのものに御しないのであるか。