マメヒコの井川とクルミドコーヒー、
胡桃堂喫茶店の
店主影山知明さんとの対談です。
(影山知明)
井川さんはぼくの人生を2008年~
あらぬ方向へと導いてくれた
張本人であります。
以来、井川さんとはよく会い、
よく話をしてきました。
一緒に話をした時間を集計するアプリでも
あったなら
ぼくの人生においては井川さんがダントツの1位。
その長さはもちろんですが
その中身の濃さ、気付きの多さ。
それは、井川さんが、自分とはまったく違う
タイプだからということも
大きく作用していると思います。
ゆえ、今の自分の大きな部分は
こうした井川さんとの関わりによって
できていると言って、過言ではありません。
マメクルと称してボクと影山くんと話をする機会を設けて幾年過ぎました。
かれこれ10年以上、のべ何百時間と話をしています。
ボクたちは、ただなんとなくの、ただ一度だけ縁があったそれだけの関係なのです。
どんな関係かと聞かれることがありますが、
友達というのでもないし、仕事仲間というのでもありません。
だから、いつ終わってもおかしくない関係なのです。
終わったからといって、どちらとも、とりわけ困ることもないのです。
そもそも始まる?終わるってなにという、なんでもない関係なのです。
けれど互いにかなり気を使いながら、育んできたなという思いはあります。
互いに気に障るようなことは言わないし、内側には立ち入らない、
そういうことは暗黙のうちに守っているのです。
親しい関係になってくると、それを言っちゃお終ぇよ、
ということを、あけすけなく言ってくるヒトがいたりします。
甘えからか、遠慮なく不機嫌になってみたり、切れてみたり、
もしくは、あたかもあんたのことなど見てないよ、
という冷たい態度で対峙したりするヒトさえいます。
ボクたちは一度もそういう風になったことはありません。
互いに会うときは、なるべくご機嫌でいようと努めているのです。
そして、笑おうと努めているのです。
招き入れるときは部屋をきれいにしておこう、
そんな心構えで、ボクはマメクルを続けているのです。
それをボクは愛ある関係と表現しましたが、
さほど大げさな表現だとは思いません。
ボクに限って言えば、そういう風に付き合えているヒトは影山くんのほかにいないからです。
ほんとうに愛ある、ふしぎーな関係なのです。