きっかけは先日の演劇「ぽうく」のワンシーン。
主人公の兄妹が深夜は何時から何時までのことを言うのか議論します。
労働基準法の方を信じるのか、それともNHKを信じるのか。
でもそもそも夜と深夜と明け方って、間にくっきりはっきり線を引けるものでしょうか?
本来ボーダーレスだった場所に線を引いて、
どのくらい得をするかを考えたりしている人が作る境界があります。
そして、大きな声で「ここが境目です!」と言われると、
なんだかそんな気がしてきて、むしろ自分から意味を探してしまったりします。
でも、本当は違うはずです。
境界はここと一方的に決められたものではなくて、
誰かの自由と誰かの自由がぶつかるとき、
お互いの話し合いの中で決まるものなのではないでしょうか。