第4話-Act.2 配信されました

こんにちは、制作の坂本です。
第4話 Act.2が配信されました!

土曜の朝に配信されたと思ったらすぐに外ロケで、
日曜の夜にエトワール★ヨシノのライブして、
月曜の夕方にはナレーション録り。
井川さんは一体何人いるんだろうか…と
あまりに常人離れしたスケジュール感に、
ふざけたことを考えてしまいます。

エトワール★ヨシノのライブでも
ノッテビアンカのチームの
協力なくして、もはや回りません。
収録用のカメラなんて、
計6台、いつもの倍です。

そして、今までライブでのご飯は
「差し入れ」と呼ばれていましたが、
ふと気づいたら「まかない」って、
みんなが言っていました。
これは紛れもなく、
ノッテビアンカの影響でしょう。笑

「差し入れ」はお客さんの立場から
ということが分かりますが、
「まかない」って、むしろチーム感覚で、
自分ごとの立場って感じです。
ライブでも、美味しく「まかない」を頂きました。

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冒頭のシーンのマッチ箱は、
スタッフのお母様が遺されたものを
お借りしているのですが、
どれもこれも魅力的。
「この箱は、好きだった店の棺ってわけだ」
というセツオの言葉に、
じんわりと哀しくなりました。本当にそう。

私が小さな頃は、既に平成の時代で、
マッチ箱を置いてあるお店は僅かでした。
それでも、親に連れられて行く喫茶店に
置いてあるマッチ箱をこっそり持ち帰っては、
危ないから、と取り上げられて、
仏壇に置かれていた覚えがあります(苦笑)
紙マッチは全然好きじゃなくて、
デザインの美しい、振るとカラカラと音の鳴る
箱マッチが好きだったのです。
シュッと擦ると漂うあの匂いと、
柔らかな火も、なんとも好きでした。

そして、続くシーンは、
母との関係にしこりがある、トシコやマサシ。
子供の頃に消化できなかった想いを
今も引きずっています。
親子の問題は、実際に時が経っていたとしても、
時空が歪んでまるで時が流れていないように、
現実的な問題として、すぐ目の前に
立ち現れるのが根深いなと感じます。

余談ですけど。
クミが泣くシーン、クミ役の私が見ると、
とても冷ややかな気持ちになります。。。
世の中の作品のうち、印象的な泣きのシーンとして、
「シックスセンス」の車内での母と息子の会話を思い出します。
いざ自分でやってみると、感動的なシーンを、BGMなしで
物にできる役者は超一流なのだと心底思いました・・・。

最後のシーンは、奈良に行って撮ったものです。
ロケというより、これは強化合宿でしたねぇ。
皆さん、本当にお疲れさまでした。
奈良入りの直前に渡された台本を見て、
ずーっとセリフと呟く人あり。
東京から徹夜で奈良まで、高速をすっ飛ばして、
機材を運搬する人あり。
ロケ隊、まかない部、子守り部、途中合流者などなど、
複雑な人の流れを加味して、
怒涛の勢いでスケジュールを立てる人あり。
ロケバスの運転手になるのが夢だったと、
撮影が終わるまで、永遠に待機する人あり。
寝るときは1時間半ごとにアラームをかけて、
充電している電池を取り替え、
少しでも電池を充電しようとする人あり。(充電器不足ですね)

・・・撮りこぼせないので、みんな必死でした。
第4話 Act.3はまるっと奈良ロケなので、
この詳細は次回に。今からとても配信が楽しみ!

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「人生は一箱のマッチに似ている。
重大に扱うのは馬鹿馬鹿しい。
重大に扱わなければ危険である。」
とは、芥川龍之介の言葉です。

たかが人生、されど人生。
「たかが」と「されど」の塩梅こそ、
その人となりだなぁと思う今日この頃です。

それでは、また来週〜!

ありがたや
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