第5話-Act.3 配信されました

こんにちは、制作の坂本です。
第5話 Act.3が配信されました!ついに35分超え〜!!!

第5話は、Act.1〜3までで、90分超となりました。
ちょっとした映画の上映時間です。

4月も半ば、ここにきて、音声機材のアップデートや
タイムコードデバイスを導入しまして、
スタッフはより一層必死に撮影を行なっています。
撮影当初と比べれば、随分と機材も増えました。
細かくて繊細な機材で頭と気を使うようになり、
大きくて重い機材で身体を使うようになりました。
頭も身体も鍛えられる、とても実践的な現場です。
手作りのまかないもあるので、健康にも良いはず・・・。笑

さて、第5話のAct.3は、向き合っている2人のシーンが続いていきます。
そりゃ、Traumaですから、深い話って大人数でしませんものね。
必然的に、二人きりの会話のシーンの連続です。

トシコとマイコ。
セツオとユキ(事務員)
マイコとハルエ。
ハルエと先輩店員(笑)
ヨシハルとクミ。
セツオとノゾミ。
クミとマイコ。
セツオとヨシハル。

横並びだったり、立っていたり、向き合っていたり、
座っていたり、歩いていたり。
どんな立ち位置であれ、動作であれ、二人は二人。

現場でカメラをまわしていると
向き合っている二人の人間の視線って撮れないんだ・・・!
と、物理的に当たり前のことに気づきます。
じゃあ二人の横顔の視線を撮るか。
それか、どちらか一人の視線のみになるから、
一人ずつ切り返して撮ることになる。
かといって、正面に向き合っている絵ばかり続くと、
「二人」という印象が強すぎて、食傷気味になりそう〜。
カメラで撮らなきゃ撮れないけど、カメラって邪魔だな、
とか収集のつかないことを考えたくなります。笑

けれども、トシコとマイコの個人タクシーの横並びは新しいし、
ヨシハルとクミはアクリル板越しに正面に対峙していたり、
セツオとノゾミはイマジナリーラインを跨いでいたり、
井川さんの編集によって、飽きずに集中して見られるカットが
続くなぁも思っています。
カメラをやってた私だけの感想かな、いかがでしょう。

編集でも演出や表現ができるけれども、
そしてカメラに愛される人って確実にいるけれども、
映像には限界あるなぁと思います。
で、最近、音声機材のアップデートを行ったというのは、
そういうことでもあるのです。音声、とっても大事。

私自身、自分の五感のなかでダントツ鈍いのが聴覚なので、
あんまり音の感覚は当てにせずに生きてきて、
なんなら視覚や嗅覚で補っていることも自覚しているのですが、
音声の重要性は、その私ですら、最近は身に染みます。

声色、というのでしょうか。
セリフじゃなくて、そのキャラクターが話している
本音として聞こえる声が、その瞬間の音が、
あと一歩だなと感じる映像に、リアリティを足すのです。
あーーー音がきいてるーーー・・・!
役者の演技もうまくなったのかもしれません。
ラジオドラマとして、YouTubeでノッテビアンカを
再生している方の感想も聞いてみたいところ。

今回は、感情が強めの芝居が多く、
クミ役の私なぞは、いつも通りテイクを重ねまくったため、
化粧が流れ落ちていますが、
技術スタッフ視点で見てもおもしろいよ、
ということを書いてみました。

それではまた来週〜!

ロケ地が徒歩圏内ということで届いた、生ものまかない。これから暑くなるから、まかないのメニュー替えも近いそう。生もの、食べ納め。
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