東京のカフェが、メンバー制イベントスペースを開設した理由

東京のカフェが、メンバー制イベントスペースを開設した理由

MAMEHICOは、東京・渋谷や三軒茶屋でカフエ マメヒコとして20年近く営業してまいりました。営業当初は、お客様と店との距離は詰めすぎぬよう、細部に配慮し営業しておりました。
しかし、東日本大震災が起きたこと、東京オリンピックが決まって、東京中が再開発になったこと、SNSがコミュニケーションの主なツールになったこと、日本のデフレが30年近くも続き、さらに消費税の増税が重なったこと。etc、、、。開店当初と現在では、大きく時代が変わったように感じました。
わたしたちはいつも、より良いカフェとはなにかを考えてきました。そして、名前のわからぬお客さんが多いカフェよりも、お名前のわかるお客さんが多いカフェのほうが、より自由に、より細部に、わたしたちの思いを伝えることができると実感しました。また、お店はスタッフにとっては職場ですが、お客さんにとっては、かけがえのない居場所であるのだということも、実感する経験をたくさんしました。
2020年からコロナ禍があり、わたしたちは、もう一度、新しいカフェのあり方を考え直さなくてはいけなくなりました。そして、メンバー制イベントスペースとしてスタッフとお客さんともに大切な『居場所』を創っていこうと決意したのです。
これから日本は、さらなる不景気、希薄な人間関係による不安定な社会が現実となるでしょう。そのなかで、メンバー制の『居場所』づくりが求められているのか。わたしたちは問われることになります。厳しい挑戦が続くと覚悟しています。
至らぬこともあろうかと存じますが、熱意を持って取り組んでいけば、いつかは理解されると信じています。たくさんのみなさまと、MAMEHICOを創ってまいりますので、ぜひ、ご支援、ご参加のほどお願いいたします。

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