第7話-Act.1 配信されました(と、お詫び)

こんにちは、制作の坂本です。
第7話 Act.1 公開されました〜!

はい。まずは、お詫びです。

配信スケジュールに撮影が追いつかないために、
先週は配信が出来なかったこと、深くお詫び申し上げます。
せっせと撮影しているつもりが、配信に追いつかれています。

ついでに、この日記が発信不定期で、
だらしないという点について謝罪いたします。
申し訳ございませんでした。

制作日誌を更新しそびれていますが、
第6話 Act.2第6話 Act.3 は配信済みです。
まだ見ていない方は、クリックして飛んでください。

さて、第7話にして、新たな人物が登場しましたね・・・!
どういうきっかけでノッテビアンカを
見てくれているのか分かりませんが、
新たな登場人物を理由に初めて見てくれた方も多いはず。
はじめまして、ですね。
ぜひYouTubeの方に、感想コメントをお寄せください!
そして、第7話から見ても、はて?なんの役??という感じだと
思いますので、ぜひ全話みてください!
You Tubeのリストからが、全話再生しやすいです。
リンクは、こちら。笑

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第7話Act.1、登場人物もさることながら、編集も面白いです。
カフェOSEKKAIのシーンから、
ケンタの寮のシーンへ繋がりますが、
花で繋がっているのが、特にお気に入り。
現場にいた人はあれっ?!と気付くでしょうが、
こう繋がるように、映像が実は反転してます。
カフェで花瓶に活けてある花と、
偶然、ロケ地の庭で咲いていた庭のクレマチス。
意図された小道具ではなくて、どちらも偶然ですが、
それが編集によって、演出されているのがなんとも面白いのです。
ちなみに、ケンタの寮のロケ地として、
影山さんのご好意で、ぶんじ寮をお借りしています。

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さて。ノッテビアンカの近況をご報告しますと、
第8話の台本の準備稿が、5/2(月)にあがりました。
第7話以上に、集大成とでもいうべき登場人物の多さ、
今まででいちばんのシーン変わり、
こんなに日替わりする話はなかったなぁ・・・と、
なんて面白い本なんだろう…!と感じました。

5/6(金)に完成稿を入稿してもらい、
ノッテビアンカもこれでおしまいかぁ〜、
なんて感慨にひたったのもつかの間のこと。
配信スケジュールを確認すると、
第8話Act.1の配信予定日は、6/3(金)・・・!?
(注※ やっぱり無理だったので、
今日現在の配信予定日は6/10(金)です)
製本された台本の到着を待たずに、
5/8(日)に、第8話はクランクインいたしました。

ロケスケを組むときに、
私の頭の中にいつもあるイメージはビリヤード台。
球が多くなればなるほど(役者やロケ先が多くなればなるほど)、
かつんと綺麗に穴に入れるのは難しく、
ほんのすこしのズレで、複雑な動きをして、
散り散りになる球達。
またかー、と思いつつ、
そこから穴に入れるように、打つ角度を探る。
何度打っても、入らない球が出てくる。
台の上に球が残りそうだ。それはまずい、さてどうしよう。
役者を変更するか、ロケ先を変更するか、台本を変更するか・・・(苦笑)
そう、なんとしてでも、6月中旬にはクランクアップしたいのです。
ノッテビアンカに限らず、次から次へと
新しいことが芽生えるマメヒコでは、
次のことが順番待ちしています・・・。
砕氷艦のような強引さで、
役者のスケジュールをどうにかしてもらい、
この土日もまた撮影を行いました。
昨日、ほとんどのロケスケがようやく固まり、一安心。。。
ご協力頂いてる皆さん、いつも本当にありがとうございます。

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第7話Act.1では、ヨシハルがこれからの社会を、
南極観測隊の経験を踏まえて語っていますね。
このドラマのタイトルでもある「ノッテビアンカ」は、
イタリア語で「白夜」の意味です。
スズのナレーションで、
「2022年。令和4年。平成でいえば34年。
昭和でいえば97年に当たる今年」と
お決まりの文句がありますが、この100年くらいは、
戦争があったとしても、白夜のような明るい世の中が、
たまたま続いていました。
辛いこともあれば、希望もあるだろうし、
上を向いて歩こう、の時代だったのだと思います。
翻って、令和になって、時代は変わってしまいました。
「アフターコロナ」という言葉も示すように、
コロナウイルスに限らず、世界が変わっていくのを私は感じています。
ヨシハルの言わんとすること、私はとてもよく分かるのです。

でも、私は、たとえ極夜だとしても、
美しいものは消えないよな、と
第7話Act.1のゆらめく
オーロラのインサートを見ながら思いました。
むしろ、暗闇の中だからこそ、美しいものが際立つというか。
大切なのは、美しいものを美しいと感じる
自分の感受性なんだと思います。

実際に南極観測隊として派遣されていた方と
お話しする機会があって、
オーロラを見た感想を聞いてみたのですが
「本当にぞっとする」とのことでした。
天を覆う、美しく凄みのある自然現象を目前に、
自分がいかにちっぽけなものか、思い知るのでしょう。
ミクロとマクロの概念ごと、そして時空感覚も、
覆されるのだろうな、と感じます。

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皆さんもご存じの通り、5/9(月)には、
カフェOSEKKAIの舞台である、
カフエマメヒコ公園通り店が閉店となりました。
そりゃカフェOSEKKAIも閉店せざるを得ません。
ノッテビアンカにおいて、現実と虚構の境界は、限りなく揺れています。

「一粒の麦、地に落ちて死なずば、唯一つにてあらん、
もし死なば、多くの果を結ぶべし。」
聖書の一節ですが、カフエマメヒコ宇田川町閉店のときにも、
井川さんが閉店に寄せた一文です。
『塩狩峠』でご存じの方も多いかもしれませんね。

「種」という漢字で、
「しゅ」とも「たね」とも読むことに改めて気づきます。
命を授かった以上、種(しゅ)の生命の営みを
受け継ぐように、生きていく。
哀しくも美しく、荘厳なものだと思います。
死ぬことは生物の宿命だし、
種(しゅ)という大きな単位で、命を考えれば、
死という一現象も、あくまで変化のひとつでしょう。
地に落ちた一粒の種(たね)は、
一粒であろうと、壮大な希望だとも思います。

人間にしたって、オーロラを目の当たりにしなくても、
一人の人間は、本当にちっぽけなんでしょう。
私もその時がきたら、種(たね)になるように死にたいなぁ、
そうなれるように生きなきゃなぁ・・・と思います。
喜びと悲しみを繰り返して時代はまわる、と
歌う方がいらっしゃいますが、きっとそう。

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希望を描きたい、と企画されたノッテビアンカ。
希望、あなたにも伝わっていますか。

それでは、また来週〜!

一口サイズのおやつ、流行ってます。
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