にしかわからない

にしかわからない

「~にしかわからない」っていう事って、ボクも人生で何回か聴いたんですよ。

どういう事かと言うと、いろいろ議論をしている最中に、忌憚なく意見を言ったとき、「あなたには私の気持ちはわからない」と言われ、議論が終わっちゃう事があるんだよね。

これは、いろんな所で起こっているはずで、例えば男と女で議論していると、「女の気持ちは、女にしかわからない」とか、「黒人の気持ちは黒人にしかわからない」とか、「いじめられた気持ちはいじめを受けた当事者にしかわからない」とか言うヒトがいる。こういう事が今、まかり通っている気がするんだよ。

マイノリティである事を、もろ手を振って権利を主張するのは間違いだよね。だって、個人は一人づつ違って、全く同じ条件は揃うわけない。究極言ったら、人間は全員マイノリティでしょ?

自分という個人は、当たり前だけどマイノリティー。だけど、組織に属すなり、社会にいる中で、違うヒトと共通の物を認識できたり、すり合わせたり、互いに一緒にいるうちに近しい所があって、その感じが移ってくる事が楽しいわけだよね。

それが、「~にしかわからない」と言い出しちゃったら、その後、継ぐ言葉がないから議論にならない。そうすると、結果的には他人の気持ちなんて誰もわかりゃしないんだという事になっちゃうわけ。

それが個人のレベルならいいと思うけど、大手企業、役所、学校みたいな所が、誰かの「~にしかわらない」というマイノリティーの意見を真に受けて、その事によって、多くのヒトがそれに従わなくちゃいけなくて、窮屈になっている事については文句を言いたい。

「~にしかわからない」という形で自分を守ろうとする気持ちは分かるけど、それを突き詰めていったら人間は誰とも分かり合えないという事になり、分かり合えないという事はとても寂しいわけで、全く誰とも分かりあえないまま生きていくには、人生は長すぎるという気がしますがどうですかね。

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