銀座日曜会について

□ 銀座日曜会発起人 MAMEHICO 井川啓央より

どうも信じていたことが違うらしいぞ、

あれれ、良かれと思って進んできたけど、

ほんとにこっちで合ってるかしら!?

はて。

あなたはあなたの違和感を抱えたまま進むべきか、

それとも少しずつ修正しつつ、違う道を歩くべきか。

そんなモヤモヤをぼんやりと抱えながら、

この文章をスマホをスクロールしながら読んでるみなさん、

こんにちは、MAMEHICOの井川です。

ボク自身、ひょんなことからカフェを始めて、

あっという間に18年の月日が経ちました。

どうせ始めたことならきちんとしたカフェを作りたい、

食べ物も美味しくて、安全で、スタッフもいい感じのヒトばかりで、

お客さんもなんだかユーモアがあって、クスっと愉しくて

場所も突然雨に降られても駅から走ってけばすぐなんてとこで、

近くに大きな木なんか生えていたら尚のことよし。

お金持ちばっかりが来るんじゃなくて、

若いヒトもお年寄りも、働くヒトも散歩のヒトも気軽にいて、

どうせ始めるんだから、そんな場所にしたい。

万難を排しても、ホントのカフェを実現したい。

そう思ってやってきましたけど、

いやいや、これ実に大変でしてね。

ていうか、無理でね。

応援してくれる誰かがいないと、

ひとりで頑張ったところで、なかなか実現できません。

でも、やろうとしてることは、

他人に話すと理想なので、

「あーたの頭は、お花畑ね」と取り合ってもくれない。

悔しかったり、腹立だしかったりしますけど、

人間とはこれまた捨てたもんじゃなくてですね。

ある程度の時間、ボクと継続して付き合ってくれたヒトの中には、

共感したり信用してくれたヒトたちができましてね、

よっしゃやりますか、と、

協力してくれるヒト、

同志と呼べるヒトができて、なんとかかんとかやってこれたんです。

ところで。

いよいよ、世界の潮目が変わってきました。

これはちょっとまずい流れだよなぁ、あーあ、と頬杖をつき爪を噛み、

おすすめ動画を見ていたところ、

山田玲司なる漫画家が出てきて、ペラペラとボクに喋りだしたのです。

そして、その山田玲司は、いつの間にかボクがこの夏作ったばかりの店、

銀座のMAMEHICOに何度か来るようになり、

すっかり尊敬すべき山田玲司さんと代わって、

動画では聞けなかった真理に迫る話をボクにしてくれるまでになったのです。

話すと長くなるので、おいおいその真意などは話すつもりですが、

兎にも角にも、2023年から『銀座日曜会』というかたちで、

山田さん、おっくんこと奥野さんと、

互いに力を合わせて、

みんなが面白可笑しく生きられる場所を作っていこうぜと相成りましたので、

ここにご報告します。

みんなとは、

「モヤモヤをぼんやりと抱えながら、

この文章をスマホをスクロールしながら読んでるみなさん」

のことです。

どうぞよろしく。


とホームページにはここまで書いた。

『銀座日曜会』をはじめます。

ここに、もう少し詳しく書くと、

あるとき、突然ipadに山田玲司さんの動画がおすすめに上がってきた。

それはほんと。

まぁ、そういうことは、いつだってあるから、

みんながそうするように、気にもとめずにスルーしてたんだけれど、

あまりにしつこくオススメしてくるもんだから、なにげなく動画を見てみた。

おそらくヤンサンの切り取りだったと思う。

あぁ、ボクと考えがそっくりだなと思った。

と同時に、自分のまったく知らないことを山田さんはご存知なるのですっかり感心してしまって、あらゆる動画を見てみた。

漫画やアニメ、サブカルの知識の部分では、ほとんど何を言ってるのかわからない。

ボクはそういうことにてんで疎いから。

ところが、本質的なところは、ああそうだよなと、全部肯定できる。

こんなことはめったに無いぞと、興奮気味になって、コンタクトを取ろうと思った。

こういうとき、ツイッターか何かにダイレクトに連絡取ればいいのだけれど、なんだか気が引ける。

失礼に当たるのではないか、スルーされたら嫌だなという心理がそうさせる。

そしたら編集者の柿内さんとボクはかつて少し面識があって、柿内さんと山田さんがつながっているのがわかったので、柿内さんにお願いして銀座のMAMEHICOでお会いすることになった。

実際の山田さんは、ボクの前では、いまのところだけれど、博識な静かな方という印象で、まぁ、とにかくなにか一緒にやりましょうとなった。

それから数回会って銀座日曜会という企画になって、まぁ、年明けから始めることになりました。

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