コロナ復興税

若いヒトから、コロナ復興税というのをよく聞きます。
今、政府はいろんなお金をバラ撒いてるけど、必ず徴収される、どうせこの後、重税ですよとね。

新型コロナウィルス、パンデミックがあって、それによって世界中の経済が止まってしまった。
日本は重傷者数、死者数も少なくて、通常の風邪とほぼ変わらない感じだったけど、海外よりも、強い規制で経済自体が悪化した。更にこの後、将来につけをまわさないという建前で、税金を上げるという、あきらめの論調だよね。
お上の言っていることをプロパガンダしているようなメディアしか目にしない若いヒト達が懸念するのは、もっともなんじゃないかな、と思います。

レプケやアダムスミスの本には、道徳が基盤になった上での自由主義経済は認められるけど、お金のあるヒトにだけお金が集まるようにならないよう、政府がある程度、関与すべきと書いてある。ボクも、全てを自己責任という形で帰結するのは間違っていると思ってる。

ボクは、政府は緊縮財政を止めるべきだと思っている。30年近く続いている不景気の副作用で、若い子達の絶望感は広がり、実際に地方のシャッター商店街を見てもわかるように、容赦なく街がボロボロになっている現実をなんとかしたいけど、手遅れなのかな。
若い子達にどういう形で生きるスタイルを提案できるのかということが、ずっと課題になっていてね。そもそもコロナの復興税なんて、あってはいけないわけだよ。

一歩間違えれば、今後、俺たちの人生をどうしてくれたんだということから、ポピュリズムになって、過激な政治家が生まれ、きな臭いようなことになるのが歴史の流れだからね。でも、危機感を持っているヒトは少ないし、世の中をどう良くしていくかがわからない。食べ物も悪い、ヒトとの繋がりも薄い、生きてても死んでても一緒ということでこの世から去っていくヒトが増えているということは、とても悲しいことじゃないかなと思います。

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