ここんとこ、ずっとかかりっきり、外の日を浴びることなく時間取られてたのはエトワール★ヨシノのアルバムなんですよ。
一週間くらい前にアルバムが出来てね。ボクがひと月位かけてやっと作ったんだけど、それを大きなスタジオで、バンドのメンバーに聴かせたわけ。
そしたら、それが評判悪い。う～んって感じで、全然喜んでくれないわけ。
自分で聴いてみても、スタジオの大きなスピーカーで聴くと、自分だけが一人で歌っていて、あとはみんないない感じだった。
自分では何度も家のスピーカーで聴いて、これは素晴らしいと思って持って行ったけど、みんなはいろいろ言うんだよね。
しょうがない、一から直すか、となった。不愉快だけど、だいたい他人の指摘はほぼ間違いないと思うわけ。具体的にアドバイスがあったとしても、要はなんか違うということなんだよね。
例えば、味がしょっぱいと言われ、塩を減らすと、なんか味が薄いということになる。そこで言われた相手に怒ってもしょうがなくて、これは骨格となるベースの出汁が薄いんであって、塩を足したところで納得いかないことってあるわけ。相手が、あなたが思ってるほど美味しくないよ、なんかこれ違うっなって、そう思ってるんだなと思えるのは、一つの才能なのかもしれないね。
そこから試行錯誤する。自分の方針があって、こういうモノだと思っていたけど、そういうモノじゃないんだなということが分かるというね。
要は気合をいれて根詰めて作ってるわけ。自分しか聴いていないから、一人でやることの限界でね、自分ではもっと良くと思ってブラッシュアップして、ものすごい時間をかけてるんだけど、一方でどんどん尖ってくる。
だからもっと凡庸なものを作らなきゃいけないと思ったわけ。気合入っちゃってるのがよくなかろうということで、一からミックスをやり直した。
ということで、エトワール★ヨシノのアルバムが完成したので、次はライブに向かって行きます。