本当の絶望

本当の意味での絶望があるとすれば、信じてたものが間違ってた時じゃないかなと思うんだよね。

先の大東亜戦争では、鬼畜米兵でアメリカは敵、日本は戦争に勝つと教え込まれていたけど、蓋を開けてみれば惨敗。今まで教えてもらったことは全て間違い、今日からは全く新しい価値観でやって下さいと言われたヒト達は、本当の絶望だったんじゃないかという気がする。自分が今まで信じていたものの根幹が揺らぐのは大きな絶望だよね。

そういうことが今、起きてるんじゃないかなという気がする。

今、ゆとり世代の教育の仕方が間違っていたと言われることが多いよね。ボクらの時代は詰め込み教育だったけど、その反動で余裕をもった教育がされた時期があったわけで、それを受けて来たヒト達の本当の絶望を時々垣間見て、気の毒になることがある。
自分が小っちゃい時に信じていたその時代の価値観が間違っていたとされた時、そのことによって今自分がいろんなことが出来ないという絶望は、計り知れないものがあると思う。
信じてたことを裏切られたという気持ちと、そんなものを信じていたという自己嫌悪の、二重の絶望を味わうからかな。
1人で絶望を乗り越えるのは無理だから、一緒に乗り越えてくれるヒトを探すことはとても必要じゃない? 心に鍵をかけて蓋をして、無かったことにすることは出来るかもしれないけどね。

今まで信じてたことが嘘と分かった時、絶望をぶつける相手がいない場合、それをどういう形で晴らすかと言えば、自分を解放する、もしくは蓋をする、もしくは自殺するということだと思う。

自殺することで、無かったことにしようというヒトは増えていて、死なば諸共で、自分が死ぬなら巻き添えにしてやろうという世の中全体に対する憎しみからテロに近い事件も多いよね。

今回のコロナのことでも、みんないろんなことを騙されちゃってるけど、それがバレた時の絶望って計り知れないんじゃないかな。
最近はそんなことを考えたりするけど、皆さんはどうでしょうか。

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