始める苦労と続ける苦労

始める苦労と、続ける苦労というのがあると思うんだよね。
参入障壁の垣根が、昔に比べたら取っ払われて下がって、いろんなことが始めやすくなってるよね。

例えば海外旅行一つとっても、昔なら政府が派遣したヒトしか行けなかったのに誰でも行けるようになる、世界の誰とでもインターネットでつながることが出来るというのは、終ぞ明治の頃は予想だにしなかったから、それがひとつの恩恵だとすれば、いろんなことを始める苦労は昔に比べると少なくなっているのかな?というのはあるよね。

例えばおにぎり屋さんの鮭のおにぎりに鮭が入ってない、海苔が巻かれてないというのは最初は許されると思う。ごめんなさーい!いいよ、いいよ~。という感じでね。
でも、おにぎりの中にずっと鮭を入れ忘れて、それでもずっといいよと言ってくれるほど世間は甘くはないよね。あらゆるものが玉石混交の中、自分の得意なものを続けていく苦労は参入障壁が低ければ低いほど、昔よりも厳しいと思う。

かつての1990年代のアイドルであるキムタクや工藤静香が、今では芸能界で確固たる地位にいる。当時、いろんな兄ちゃんがチャラチャラと歌ったり踊ったりするのはいかがなものかと批判も多かったけど、それでも30年近くずっと継続してきたヒトにはそれだけの何かがあるんだと思う。
ビートたけしや明石家さんま、タモリも一過性のものと言われてたけど、今じゃそんなこというヒトはいないよね。

どんなかたちであれ、ラッキーにもなにかを始める機会をもらう、それはホントに出会いとコミュニティが持っている懐で出来るわけだけど、それを続けていくのはホントに簡単に入って来たヒトほど大変。

どんなものでも始める苦労と続ける苦労の二つがあってね、始めるのに苦労したヒトは続けるのは案外楽なのかもしれないし、結局、終わってしまえばイーブンなんじゃないかな、そんな気がボクはするのですが、皆さんはいかがお考えになるでしょうか。

Archive
カテゴリー