マメヒコの塩・胡椒のラベルには、
その時その時にボクが思いついた言葉を、オープン以来ずっと書いています。
(こういうとこがウザイんですが)
この春は、古い探春という好きな漢詩の抜粋です。
そこから、
春を尋ねて 春を見ず
春は枝頭に在り
の箇所を勝手に抜粋しました。
元の漢詩は、
探 春
盡日尋春不見春 杖藜踏破幾重雲
帰來試把梅梢看 春在枝頭已十分
盡日春を尋ねて 春を見ず
杖藜踏み破る 幾重の雲
歸來試みに 梅梢を把って見れば
春は枝頭に在りて 已に十分
いちんちじゅう春を探してみたんだけどね、春は見つからなかったわけよ。
アカザの杖をついて幾つも山を踏み越えたんだよ。なのに、春に会うことはできなかった。
あきらめて帰ってきてみてね、うちの軒先の梅の一枝を試しにとってみたらさ、梅が香ってたの。
なんてことない。春は庭先にあったってわけよね。
春を尋ねて 春を見ず
春は枝頭に在り
そういうことってありますわね。
春を仕事や幸せに置き換えてみればわかる。
暇なときはラベルを見てみてください。