台風が来て、過ぎてくごとに、
風が日めくりカレンダーをめくるように軽くなってきますね。
こにゃにゃちは。徳川豆彦です。
8月の暑さに比べれば、厨房とトイレの暑さも軽くなり、
ようやっとカフェらしくなってきました。
ほんとね、暑くてね。酸欠でね、
厨房のヤッちゃんなんかね、
およそカフェらしくない汗のかきようでね。
チンジャオロースーとか、
坦々麺のオーダーでも入ったのって思うくらい。
汗かきフライパン振ってんの。
笑っちゃう。
なんか面白い話してー。
そーお。声援にこたえちゃうね。
そうね。
あっ、そうそうお客さんって面白いよね。
あのさ、みんなさ。
マメヒコ来たらよーくメニュー読んでから頼んでね。
一応さ、メニュー日本語で書いてあるんだからさ。
うちのメニューに、緑豆のチェーっていうのがあるの。
りょくとうのちぇーね。
チェーっていうのは韓国のぜんざいみたいなもので、
うちでは緑豆であんこを作ってそこにタピオカ、ココナッツミルクを入れて、
カキ氷として出してるんだけど、このチェーが
・・・つまり、その、言えない。
男「じゃ、この、えーっと、みどりまめのちゅーを、
あっきみも?そう、食べたい?うん、じゃー、そのね、
みどりまめのね、チューを、うんチュー、それをふたっつ。
うん、そう。チューチュー」。
へーきでチュー、チュー言ってるらしんだよね。
あと最近うちで人気のファラフェル。
これはね、中近東の料理で、
昔、パリのユダヤ人街で食べてすごく美味しかったから、
うちのフードメニューで始めたの。
スパイシーな豆のコロッケを
ピタパンにはさんで食べるこのファラフェルも、案の定。
ファラフェロ。フェラファラ。フラフラ。フォロフェロ。
って、堂々と間違えるらしんだ。
そんなときマメガールズはどう対処するのかとたずねたところ、
これがまた間違ったまま注文を確認するんだって聞いてびっくり。
「ご注文を繰り返します。
浅煎り珈琲お二つ、ホエー豚の煮込みとお一つ、
ファラフェロをおひとつですね」。
彼女たちいわく、堂々と間違っているお客さんの直後に、
正解を堂々と言うのは失礼にあたると。
そりゃまーね、わかるけどね。
一理あるけどさ。「フラフラ」って言ってるおじさまの後に、
「ファラフェル」ですねって言うのはね。
あんたファラフェルって読めないの。
って馬鹿にしてるみたいだもんね。
「フラフラ」が食べたいんだから
「フラフラ」でいい気がするもんね。
伝わってるしね。
うちの会社名のセレンディピティも、
セレブリティーとか、セレンゲッティとかスパゲッティとか
間違えられるけど、もうめんどくさくて訂正してないもん。
株式会社 スパゲッティーってね。
ちょっとね。まーね。いいよね。おいしそーだもんね。
でも聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥って言うからさ。
やっぱさ、お客様の方からですね、
今一度、メニューをよーくご覧になって、
それからご注文されると良いかもしれないですね。
9月になって涼しくなって、新メニューもたくさん増えて、
珈琲豆の販売も始めたし、雑貨も販売始めたし、
看板もつけたし、マメヒコにみんな来てよね。
待ってるね。来週もまた見てねー。