また要は金だろ
「要は金だろ」ということが世の中の大半じゃないですか? 正義みたいなことを言うとか、地球の環境にやさしいと謳うとか、色んなことがあるけれど、ボクはその背景にあるものって「要は金だろ」ってのが、ほとんどだと思っている。
「要は金だろ」ってのは、課長とか係長とか部長とか社長とか、あなたの身近にいるヒトのことじゃない。もっと上流にいて、具体的に見えないヒトたちが、「要は金だろ」なんだよ。例えば国家とかそうだね。こうしなさい、こうあるべきと、あなたたちを教育したり、洗脳しているヒトたちのこと。こういうヒトたちは、搾取されてるヒトたちに対して、あいつら金なんだよ、と言ってる。だから、あなたの使い方や稼ぎ方について言ってるんじゃなくて、世の中の仕組みそのものが「要は金だろ」ってことだから、そもそもを考えてみてほしい。
今の日本は、貧富の差は多少あれど、総じて貧しくなっちゃっていると思う。中流階級だと思ってるヒトはとうにいなくて、世の中全体が不安になって、積み重ねてきたものがないってこと。特に東京では、蓄積されてないことの不安が蔓延しているけど、不安にさせてるのは誰?、って話よ。それは国家の戦略含めて間違っていたし、これから正されるべきだと思う。学校の教育も然り、地域活動も戻せるなら戻した方がいい。それには時間もかかるだろうから少なくとも、考えが近い人たちと関係を築くことは大事だと思う。
つまり、現代では、金じゃない何かを捨てちゃっただろってことを言いたい。それをなんだったのかと考え直して、立場ある人なら国家を立て直すことを考えるべきだし、僕はカフェ屋だからカフェとして出来ることがある。なんとなく根無草のように生きているヒトたちを、肩寄せあわせて生きるということも必要なんじゃないかと思ってます。