道は直線にあらず
マメヒコを始めたのも、連続ドラマも、北海道のハタケも、全ての言い出しっぺは、ずっとボクできた。
「なんでこんなことしてるの?」と聞かれるたび、「面白いから」と答えてきた。
ただ、やってる時に面白くなくなってくる、なんでやってるんだろう?何でこんなことになってるんだ?と思う事はずっとあって、それは今もある。
今日お話し申し上げたいのは「道は直線にあらず」ということ。
頭のいい人は目的地を先に決めて、こうしてああしてと逆算して行く。道を直線だと考える。
ボクは群馬の桐生に、ここ2,3年でものすごくご縁がある。最初はエトワール★ヨシノのインスタをやって、日本中をロケしようとなって、一発目に選ばれたのがなぜか桐生。
そのあとノッテビアンカのロケに通ってくる桐生在住塾生との出会いがあったり、桐生出身の塾生がいたりとかね。
桐生のある家を、いずれみんなで使えるようにするつもりなんだけど、桐生の話ひとつとっても、なんでここで始めたのか、なんでこうすることになったのかについては、ほとんど説明出来ないね。
いろんなことは複雑に絡み合っていて、突然扉が開いたり、閉まったり、道だと思っていたものが道ではなかったり。そういうことが人生にはつきもので、こうすればこうなるという風にはならないわけ。
親は子供に直線を歩かせたいもので、こうしたらこうなる、あなたが結婚するためにはいい会社に勤めて、いい大学、中・高校時代の部活はほどほどにして、小学生のうちから…ということを思う。気持ちはわからないでもないけど、多くの人は道に迷ってる気がする。
歩くというのは、道は直線にあらずなので、いろんな人たちと出会いながら、あっちに行ったりこっちに行ったり。その迷い道のように思える道を面白おかしく楽しく歩けるかどうか。それが人生という道。
人生は迷路、人生は迷い道。昔の演歌のタイトルのようなことはある意味、真理なのかもしれません。