IMAGINE
「あの頃、ボクらは信じていた」という、お店のイベントの講和があって、一回目は産業革命。
イギリスのマンチェスターで綿工業を始める産業革命を起こし世界の覇者になったという話。マンチェスターの近くにリバプールという街があってね。その街からビートルズが生まれたのは非常に興味深い事だね。
産業革命を通じてグローバリズムがこの時代に台頭した事で、世界中がグローバリズムの波に飲み込まれていった。
世界は一つ、It‘s a small worldがひとつの理想となっているね。
戦争が色濃く残っていた時代に、国境をなくせばヒトは幸せになれるという事を、その頃の若いヒト達は純粋に思っていて、IMAGINEはそれを歌にしたものだと思う。
想像してごらん、国なんてないんだよ。そんな難しくないでしょ。
想像してごらん、とにかくみんなが世界を分かち合うんだよ・・・
非常に平和的で、ぐっとくる。ただ、この曲は1971年で、ボクは1973年生まれで、今までいろんな社会を見る中で、なんとなくIMAGINEに白けた想いがあるんだよね。
イギリスやアメリカの強い国のヒト達は武器を持ち、弱い国には武器を捨てさせて、強い国が守るからとなったけど、世界の紛争、暴力は一向になくならないわけだよね。
歴史上、IMAGINEの歌、反戦の歌が残した功績はとても大きいと思う一方で、仏教徒の国である日本が武器を手放した事によって、キリスト教的一神教のヒト達の迫害にあった歴史があるわけでね。
ボクら日本人が、手を取り合おう、と言う必要がある一方で、お互い武器を持った中で撃ち合うのは止めようという形をとるのか、辛抱強く武器は捨てましょうと言うのか。
世界中が核武装も含め、きな臭くなっている中で、IMAGINEを日本人だけが信じている。日本の反戦の時代にこういう曲を聴いて、そうだと思ったヒト達。これの功罪というのは、ある気がするね。その事について、みんなIMAGINEする必要があるんじゃない?と、この曲を聴く度にボクは思ったりしますが、皆さんどうでしょうか。