売ってないものは買えない
当たり前の話だけど、売ってないものは買えないんですよね。お金で買えないものがあってね、愛人は売ってるけど、愛情は買えないとかね。
ボクは売ってないものにしか興味がない。売ってるものは、お金を払って買えばいいんでしょ?お金は銀行から借りればいい。そういう経済観念のヒトだからね、ボクは。
今、奈良で、数千万円の物件を買おうとしているけど、それは売ってるから買えるけど、そこから先の未知の、縁もゆかりもない所で店をやっていくという体験自体は、売ってないからね。店をやるのが楽しみなわけで、店を買うのは何でもない事。むしろ未知の体験の方が興味がある。
エトワール★ヨシノのライブや、お店の集客の場合なんかでも、売ってないものは買えないという理屈があって、ライブのキャパシティが100席しかないところだったら、当たり前だけど動員数は100人しかない。10000席のチケットを売ってないのに、10000人の動員は無理。
これらも、売ってないものは買えないという真理なんだよね。
ドラマを作る、ホームページを作る、文章を書くetc…、全部売れば買うヒトはいるよ。でも売ってないから買えないんだよね。
お金が欲しいヒトはまず、売る事じゃないかな。売ってないのに、「買ってくれない」と嘆くのはおかしいよね。自分の才能をどこかのプロデューサーが見出して、引き上げてくれて、商品になるというサクセスストーリーを信じてるヒトはいっぱいいるけど、そんな事ないよ。基本的には、自分で店を出して売る事だね。そうすると、買いに来る人がいるから。
売る方法なんていくらでもあるわけで、全部に看板つけて、値段付けて、初回は無料にしたり、いろんな事をすればいい。
お金を介在させた物の売買、日本のヒト達の経済観念では、教育上の美徳として、お金の話はしないとなっているかもしれないけれど、買って欲しければ売る事、買われたくないなら売らない事。そこが逆になっているヒトが多い気がします。