仕方ないと言うな①
今日は、「仕方ないって言うなよ」と言うお話をしたい。
例えば、マスクにしても、仕方ないからするという習慣になっているけど、そういう小さな事の積み重ねが、結果、どういう事になるのかを、お話ししたいと思います。
1945年の8月の終戦のあと、その年のベストセラーは、英語の本だったという。空襲があって、原爆まで落とされて、それまでは鬼畜米兵と言っていたのに、負けたとなれば、じゃあ、これから英語でも勉強する?と言う。日本人はお花畑だとも言われるね。
また、ここから、日本人の中にある、周りの空気をキョロキョロ見て、周りがしてるなら、私もする、みんなに合わせますという性質も見てとれる。行動に根拠がないということだよね。それは、国民性だから、変えられるものじゃないんだよね。
自分の意志や考えがあって行動しているわけじゃないので、みんなが「仕方ないよね」って思うことが、大きな共通意識や、空気、強固な岩盤となって、そのことが結果的には、歴史的な大きな代償を負ったり、戦争が起きちゃう。そういうことがこの国には、あるんだってこと。
だから、「仕方ないって言うな」と、言いたい。
ヒトのちょっとした溜息、舌打ち、「まあ、しょうがない」という気持ちが、この国全体の景気、元気、気というものに作用している。
だから、気のない事はするなということ。新しく何かをしようとするとき、気のないヒトを仲間に入れない。やっぱり、それだけ、気というのは大事で、理屈じゃないんだよね。
自分の人生を考える時は、社会を変えるというより、自分の周囲そのものを変えていく。自分の意識を変えていく。そのときに「仕方ないよね」と言うあなたや、周囲のヒトの溜息が、実は、あらゆる問題の根源にあるということを自覚してもらった方がいいし、それが周りのヒト全員の強固な集団意識になってしまうこと、そうなってしまったら、なかなか変えられないこと、そういうことを、今日は言いたかったのであります。