選挙に出る
マメクルラジオの「何もしないが正しいのか」という回に、コメントが付いたんですよ。いいな、と思ってね、ちょっと紹介するね。
「70年代の都知事選に、『今日の日はさようなら』の作詞・作曲をした金子詔一さんが立候補したんです。金子さんは、”ボクの意見に賛成の方は投票用紙に『今日の日はさようなら』と書いて下さい” と呼びかけた。立候補して、票を集めて万歳をするのだけが選挙ではないんです。問いかける選挙、気づくきっかけを作る選挙だってあるんです…」
というようなコメントでね。
ああ、こういう考え方は忘れてたな、と思った。
自分がこういう社会にした方がいいと思ってるなら、立候補して言うべきことを言ったらどう?という事で、何票集まるかは有権者が決めること。
有権者が色んなことに目覚めてなければ、訴えたところで当選出来ないという結論にはなるでしょうけど。
ボクが立候補するかどうかと言えば、声かけられて、おだてられれば出るかもしれないかもね。
ボクらは、政治や経済に大きく影響を受けていて、それが良くならなければ自分たちの生活が楽にならないのも事実。
でも、政治は現実とのすり合わせだから、やりたい政策が山程あっても、法案を一つ、二つ通して終わりになっちゃうのであれば、身近なヒト達に「面白おかしく生きていくのが必要なんじゃないの?」って伝えた方がいいとも思うよね。
仮に政治家になったとしても、現職の政治家は現実主義者だから、理想的なことを言うより次の選挙に勝つことの方が大事だったり。
となると、政治家をやるよりは、みんなに今の現状を知ってもらう。自分の考えをいろんな形で若い子に伝えたり、実現する具体的なものを見せるというかたちで、今の世の中は間違っているんだとか、もっと自由にやってもいいんだということを見せる。それも一つの政治という考え方もあるよね。
「今日の日はさようなら」、そういう選挙もあるというのは、すごく勉強になりました。