春頃から「空き家とMAMEHICO」として、
「MAMEHICO不動産部」を作ってやってます。
いまニュースでも問題になっている、
空き家を見つけて、大家さんと交渉し、
その活用を探っていく、というプロジェクトですが、
ボクなりに動いてみて、空き家を見つけても大家さんが見つからな
ボクらとの意識も含めてマッチングする、
その確率は低すぎやしないか、
空き家であるという恥の部分を探られたくない、
プライバシーを赤の他人に知ってもらいたくない、
そえいう考えも根強くあり、
それぞれの家の事情、空き家になった背景と経緯、
空き家にしておくとリスクがあるという考え方、
とにかく高額で買ってくれるのを待つばかりという意識。
ひとくちに空き家と言っても、さまざまな空き家があって、
かつてそこに住んでいた人間関係の歴史を背負ってるんですね。
だから人間関係のところをリサーチしないとだなと。
できることなら空き家を次の世代に活用してもらいたい、
家の所有者さんの意識がボクたちと揃ってないとむつかしいなと。
ただ空き家を探してるだけでは難しいよなと、
そういう観点で、ボクは東京の地図を見直した。
そのなかでボクは、町田市に着目したわけです。
どうしてかは長くなるので割愛して、
とくに鶴川、玉川学園、町田と小田急線周辺には、
似た意識を持った住人、
豊かさとは何かという命題と、戦後の街づくり、
そして少子高齢化の時代の流れ、
世代の移行のなかで街の維持の難しさ、、、
ボクと同じような意識、
危機感を持った40代、50代がいるだろうと踏んでいて、
重点的にバイクで街歩きをしています。
みんなが笑顔でいられるコミュニティをやりたい、
ときどきそういうヒトに会うんですね。
けど、せっかく笑顔になるために集まっているのに、
よく聞くはなしです。
人が集まる場所づくり、
アクティブな組織にするには、強いリーダーシップが必要です。
しかし強いリーダーシップを発動すると、独裁的、高圧的、
何やってるのかわからないで不安、と不平不満が出てくる。
それを恐れて、みんなの合議、合議で決めていくと、
なんとなく無難、スピードが遅くなるなどの問題が出てくる。
やれやれとそれに疲れてきちゃうわけですが、
匿名ではない顔が見える関係を作るには、
絶対に「遊び」が必要なわけです。
「遊び」を通じて人となりが知れて、安心に繋がってく。
人となりが知れれば、合う、合わないが出てきて当然で、
来る者拒まず、去るもの追わずで運営していくほかない。
ボクはそのめんどくさいことを引き受けたいと思ってます。
「MAMEHICO不動産部」としてやってることも、
「コミュニティお手伝い部」的なものに名前も変えて、
遊びを使ったコミュニティづくりのお手伝いをしたい。
旧態のやり方では、いまの時代にうまく適応できないわけで、
かといって、だれも傷つかない斬新な策なんてものもない。
縁だとか運だとか、セレンディピティなものを信じて、
えっちらほっちらやって、いつかは形にしていく。
MAMEHICOはいつもそうしてきたし、