埼玉県の富士見市で農業をされてる方が、前橋のサンデールームというお店でやったMAMEHICOのイベントにいらして、自分の敷地内でカフェをやろうとしてるんだけど手伝って欲しいとボクに相談してね。回を重ねてその方と会って、流れで内装やメニュー監修をやることになったんだけどね。
基本的に、カフェをやりたい人を応援したいという一方で、辞めといたら?という気持ちも強くある。親切心で言えば、なかなか大変だよ、そんな甘っちょろいものじゃないよというね。いかんせんヒトがいないと出来ないし、商売としては大変。
なんで大変かというと、いろんな需要と供給のバランスが崩れていること。今回のコロナに関しても飲食店がやり玉にあがる、政府の後押しがない。業界団体で守られてる世界じゃないからね。
インボイスもそうだけど、小さいところが淘汰されていく流れになっているし、現実的にやるとなると、しんどいよ、やめといたら?と言ったんだけど、本人の気持ちはかたく、結果的には11月23日に「空水茶屋」という名前の甘味処をオープンすることになった。
空と水というのは、もともとその方がその場所を使ってソラシドというコミュニティをやっていたので、それを使おうということでね。茶屋というのは複数のミーニングがあって、お茶屋さんという意味もあるけど、遊郭、お座敷、芸子さんも含めて夜の世界の意味合いもある。夜の商売と普通の喫茶店を区別するのに水茶屋という言い方があるらしくて、これはいい!と、空水茶屋にしてみたんだよ。
とび雲をロゴのモチーフに、絵と字をボクが書いてみたよ。
本人の希望で、自分のハタケで採れたものをお店で提供したいというのがあったので、豆を作ったり、お米で白玉作ったり、もち米でお餅をついてみたりね、なるべく時給自足、自家栽培にこだわろうと思ってね。
来年にはその埼玉のハタケで、MAMEHICOで使う小豆や黒豆を作ってもらって、ハタケMAMEHICOを復活したらどうかな…と、さらに未来の構想も膨らむね。