消費税は、1989年に3%、97年に5%…つい最近10%になったよね。そのたびにMAMEHICOの消費が鈍るというのは実感としてあるわけ。
今回のコロナで、バブっているところもある一方、物価が上がっているのに給料が上がらず、可処分所得も少なく、時間もなく、普通のヒトの生活は苦しいわけ。困っているヒトがたくさんいて、ボクは消費税なんかやめちゃったら?って思うけど、政府はやめないだろうね。
消費税は、所得の低いヒトほど負担の割合が多くなるという「逆進性」という問題がどうしたってついて回る。
消費は一つの投票だから、数少ないお金をどこに落とすかを考えて、自分たちの大事だと思っているものをお金を落とす形で買い支えたいというヒトの気持ちってあると思うんだよね。
そういう時に、可処分所得の少ないヒトは、お金を落としたい気持ちはあるけど、大量生産のコストを下げられたものしか消費出来ないというマインドになっちゃうと思うんだよね。消費税が上がれば上がるほど、そういう発想になるわけで、それが民衆のヒトの声、普通のヒトの声だと思う。
MAMEHICOは普通の喫茶店の中では高い方だけど、ボクらのプライド、こうしたいという想いで決めた価格帯だから、おいそれと下げることもできない。土地の値段、場所代がボクらにもかかっているし、ボクらもエシカルな消費をしたいと思っていて、家具なら、地道に作っている家具屋さん、大工さんにお金を落としたいと思うので、どうしてもお店を作る時にかかる金額は高くなっちゃう。
どんどん消費税が上がったら、エシカルな消費をしたいけど、そんな余裕がない。MAMEHICOに行けないから缶コーヒーを飲むなんてヒトも少なからずいるよね。エシカルな商品を買えるのは余裕のあるヒト、暇な年寄りしか出来ないという風になっちゃってるわけ。
その辺の矛盾がずっと続いているのは世の中をひっくり返す動機付けになっていると思うので、なんとかしなくちゃいけませんね。