数年前に「ぽうく」というお芝居を作りました。
どんなあらすじかというと、さしがね虫という寄生虫が人間の体内に入ると、そのヒトは自殺したくなる。さしがね虫を駆除する方法は、それに寄生されたヒトの肉を食べること。
寄生された兄妹2人がお互いの肉を食べられるか?という話でね。
ボクがやったそのお芝居そのものだなと思った記事が、読売新聞に載っていたので一部抜粋して紹介するね。
【オオカミの群れのリーダーを育てるのは寄生虫?】
寄生虫のトキソプラズマに感染したオオカミは、寄生虫がオオカミをマインドコントロールして、寄生されていないものに比べ、群れのリーダーになる確率が46倍も高いという。群れを離れて一人で行動する確率も11倍で、これらは、感染したオオカミはそうでないものよりもリスクのある大胆な行動をとることを示している。
トキソプラズマは猫科の動物の糞を通じて、色々な動物に広がる。
オオカミの群れは猫科のピューマと生息域が重なるほど感染率は高い。これはトキソプラズマの戦略でオオカミの群れのリーダーをピューマの生息域に移動するように仕向け、感染を広げたのではないかと推測する。
感染したネズミで仕組みを調べた結果、人間の鬱病に関連すると言われる脳内の物質が増えていた。その後、時間が経つにつれ、記憶、学習に重要な脳内物質のドーパミンが異常に消費され、危険を避けるのに必要な恐怖を覚えにくくなり、猫はネズミを簡単に捕まえられ、感染がさらに広がっていく。
ヒトも猫の糞や感染した家畜の生肉などを通じて感染し、ほとんどのヒトはかかっても無症状か軽傷で、今では世界の人口の三分の一がトキソプラズマに感染していると言われている。
まだ解明されていないだけで、私たちの性格や行動も寄生虫に操られている面があるのかもしれない。
‥という記事。
オオカミたらんとするのは寄生虫によるものだったという、要は神のさしがねだったということだよね。人間が今、自殺が増えているのは寄生虫の影響かもしれないし、神のさしがねかもしれないね。
ただ虫がいるということだけじゃない、スピリチュアルなマインドそのものにまで何かが及んでいるってすごいことだよね。